皆さんが日々の仕事で感じているように、調剤業務は責任が重く、医薬品を通して患者の命を預かっていると言っても過言ではありません。
ただ、狭い調剤室では、人間関係がこじれることもしばしば。その重圧やストレスは、精神的にも大変重く、誰しもが一度は辞めたい・辛い・逃げたいと思うものです。
そこで踏ん張って、立ち直りを目指すのは大切なことですが、どうしても続けることができないということもあるでしょう。
薬剤師免許を持っているからといって、絶対に薬剤師にならなければいけないというものではありません。
体調を崩してまで仕事にしがみつく必要はないんです。
今回は、「薬剤師を辞めたい」「もう仕事も人間関係も疲れた」「調剤ミスが怖い」「叱責されるのが精神的にきつい」といった方に向けて、薬剤師を辞めてしまった場合のデメリットや原因別の解決法などを紹介します。
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薬剤師を辞めたいと思った6人の体験談
薬剤師という職業を辞めたくなることは誰でもあります。当サイトにも毎月数十件の相談があります。
薬剤師を辞めたくなった6人の方の体験談を紹介し、その原因から問題の本質を洗い出していきましょう。
調剤することに自信をなくしてしまった…。
山本さんが辞めたいと思う辛い状況(調剤薬局勤務)
決して気が緩んでいたわけではないけど、調剤ミスを連発して起こしてしまいました。最初のミスは、投薬後すぐに気づき患者様のご自宅に伺い正しい薬と交換しました。
患者様もいつもの薬と違うと思い、服用していなかったので大きな事故にはならずにすみました。
ミスに気づいた瞬間の焦りと心臓のドキドキ感はわすれられず、仕事に自信が持てなくなり、その後も薬剤の取違ミスや数量間違いのミスをしてしまいました。
挙げ句の果てには、管理薬剤師に「仕事を任せるのがこわい」「あなたの調剤は心配」と言われてしまい、薬剤師として信頼を失い本当に辛いです。職場に居場所がなくて逃げたい気持ちでいっぱいです。
薬剤師といえども人間です。完璧でミスのない人間は存在しないのですから、管理薬剤師が行った山本さんのミスを批判する行為は恥ずべき行為です。
まず大切なことは、ミスが起こった背景を職場全体で共有し、同じミスを起こさないためにはどうすれば良いかを論じていくべきなのです。
一般的に調剤ミスが起こるのは、職場のシステム上に問題がある場合がほとんどです。
山本さんの体験談から推察するに、一人で調剤をし、そのまま投薬に行くスタイルのようですね。
ミスを防ぐためのダブルチェックなどの導入もせずに、個人の力量に任せていること自体が問題といえるでしょう。
激務すぎる…。
伊藤さんが辞めたいと思う辛い状況(病院内薬局勤務)
勤務時間の1時間前から働き始めるのに、残業も多すぎるので帰宅するのはいつも深夜。ストレスで肌も荒れるし、生理不順になってしまいました。
休みの日も体が疲れきっているのでただ寝るだけで、友人と遊びに行く気力もありません。
最近は体調が悪くなることも多く、度々仕事を休むようになってしまいました。毎朝仕事に行くのが憂鬱です。
精神疾患ではないと思うのですが、このまま働き続けたらおかしくなりそうです。
薬剤師の数が増えてきたといっても、すべての調剤薬局・病院に十分な人員がいきわたっているわけではありません。
人材不足でやむなく過剰な労働を強いられている職場もまだまだ多く存在しています。
就業前の勤務や残業は、手当として賃金の支払いがあればまだ良いですが、なかには支払いもなく業務に従事させられている場合も多くあります。
勤務時間が長くなることで心身ともにストレスが蓄積してしまい、外出することもままならない状態となってしまうことも。
伊藤さんの場合は明らかな体調不良を起こしているため、このまま勤務を続けていては、うつ病などの重大な疾病に見舞われてしまう可能性があります。
すでにその兆候もでているようですので、早急な対応が求められます。
仕事のために生きているのではなく、人生のために働くのですから、優先順序を間違えてはいけません。
私うつ病予備軍?薬剤師が気分障害を感じたら!セルフチェックと対策
聞いていた話と違う…。
高柳さんが辞めたいと思う辛い状況(調剤薬局勤務)
ブランクからの再就職で小規模調剤薬局で働き始めたのですが、当初聞いていた話と違い仕事場では完全に放置状態。
ブランクが不安だったので、研修制度があり指導をしてくれる職場と聞いていたのに、自分でなんとかするしかない状態です。
さらには、対応できる処方箋枚数が少ないせいか残業代をつけられませんでした。先輩のフォローもなく調剤するのでミスをすることもしばしば。もうどうすればいいかわかりません。
入社時の説明と現実が異なっていた。これは重大な問題です。
入社時の説明は、労働基準法に定められている労働条件の提示に当てはまります。
書面での締結以外にも、口頭での説明も労働条件として有効であり、これが異なっていたとなれば労働契約の不履行となります。
そうであれば、そのまま勤務する義務は全くなく、即時に退職することが法的に認められています。
小規模の調剤薬局では、就業規則が曖昧でマニュアルもなく運営されているケースもある為、良い話でとりあえず入社させてしまえ、ということも残念ながら存在するのです。
労働条件について正式に書面で契約し、双方ともに納得した契約をしていくことが大切であり、口頭での話だけで終わらせないようにしていきましょう。
高柳さんの場合、これは労働基準法違反の可能性も高く、立派な退職理由として考えられます。この状況を甘んじて受け入れる必要はありません。
ブランク10年の薬剤師が不安なく再就職する3つの準備と心構えとは?
投薬にストレスを感じる…。
石山さんが辞めたいと思う辛い状況(調剤薬局勤務)
かかりつけ薬剤師になれるよう、コミュニケーションを今以上にとるように管理薬剤師に言われているため、自分なりに頑張ってはいるのですが、上手に質問できないですし、聞かれてもすぐに回答できません。まごまごしてしまいます。
何度か投薬している患者さんが、私ではなく奥で作業している先輩薬剤師に質問をされたことがあり、恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。
もともと会話が上手ではないのは自覚していますが、最近ストレスを感じ始めています。
投薬カウンターが仕切られていない薬局だと患者との会話内容が先輩に筒抜けなので、投薬後に注意されたことでトラウマを抱えてしまう薬剤師も少なくありません。
特に多くの新人薬剤師にとって投薬は苦手と感じる業務ですが、失敗を繰り返して自分の型を身につけていくものです。
ただ、どう投薬をすれば良いのかアドバイスやフォローがない職場のようなので、ストレスを抱えてしまうのが現状です。
職場全体でフォローし合う雰囲気がないことが問題の本質でしょう。
思い描いていた薬剤師像と全然違う…。
飯塚さんが辞めたいと思う辛い状況(病院内薬局勤務)
しかし、実際に働いてみると私の思い描いていた薬剤師像はあくまでも理想像で、現実は病院の体制や薬剤師不足で実績や時間に追われる毎日です。
病院に勤めてようやくわかったことですが、多くの病院が経営難に陥っていることを理解しました。できる限り多くの病棟加算を取るように指示があります。
さらに、医師や看護師によっては薬剤師自体を下に見ている方も居て、なんでフェアに物事を考えることができないんだろうと憤りを感じることもあります。
憧れの薬剤師になれたものの、理想と現実とのギャップにどう自分を納得すべきか悩んで居ます。
これは新卒で病院に就職する薬剤師によくある話ですが、病院に就職する薬剤師の多くがモチベーションを高く持ち働き始めます。
ただ、国民医療費が40兆円を超えたことで、2年ごとに行われる診療報酬改定も悪くなる一方なので病院の経営にも影響を与えています。
公的病院だとしてもボーナスカットを行っている病院もあるため、効率を求める経営手法と安い賃金に幻滅してしまう薬剤師も多いのでしょう。
病院で働くことに拘らず、幅広い事業を行なっている大手調剤薬局で働くのも解決策の一つでしょう。
薬剤師に向いていない、と言われた…。
大石さんが辞めたいと思う辛い状況(調剤薬局勤務)
人間関係が良い職場と聞いていたのに、実際はぎくしゃくした職場環境で私の作業スピードが遅いせいか先輩薬剤師がイライラしているのが伝わっていました。
私と同時期に働き始めた薬剤師と比べて「もっと周りに気を配って!調剤待ちがあるんだから」「早く確実に仕事をして」「ノロノロしないで」「要領が悪い」など私だけに過剰に文句を言ってきます。
さらに「あなたは薬剤師に向いていない」と言われ、完全にできないレッテルをはられました。
薬剤師の仕事は好きなのに、このまま働き続けることに気持ちがついていかず辛いです。仕事が嫌いになりそうです。
パワハラも明らかな退職理由として訴えることができます。
長く我慢することでうつ病の原因ともなってしまう危険性もありますから、自分の体を壊してまで耐える必要はないんです。
事前に人間関係が良い職場と言われていたとしても、それを保証するものは何もなく、労働条件とは関係のない部分ですので、契約違反とは言えないのが残念なところですが、過度に暴言を吐かれることに我慢する必要はありません。
まずはパワハラがあったことを証明するため、実際に言われていることを録音しておきましょう。
録音したデータをもとに上層部に掛け合っても良いですし、退職のための材料として活用しても良いでしょう。
もし裁判となれば、この証拠は力強い味方となってくれます。
ただ我慢するという選択肢をとるのではなく、証拠をつかんで落とし前を付けてもらう覚悟で対応すれば、精神的にもとても楽になります。
薬剤師に向いていないと思った理由と原因とは?問題の解決方法を解説
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転職コンサルタントに相談すれば、自分でも気づかない仕事の選択肢を見つけることができるものです。また、仕事に対する優先順位を明確にすることもできるでしょう。
薬剤師自体を辞めたいのか、今の職場を辞めたいのか
精神的にも肉体的にも休息が得れず追い込まれてしまうと、全てを投げ出してしまいたくなります。
そんな時は、自分が辞めたい、辛い、と思っている理由をきちんと理解し、解決できる問題かを模索することです。
漠然と辞めたいと感じていたとしても、どこかに本当に自分が嫌だと感じる部分があるはずです。
例えば、狭い調剤室で人間関係が悪くて辞めたいと思っていたとします。
仮に人間関係を悪くしている薬剤師が移動したり、ご自身が店舗を移動することができるれば解決できる問題なのではないでしょうか。
この場合、薬剤師自体を辞めたいのではなく、今の職場を辞めたいという事です。
実は、薬剤師を辞めたいと相談される方の大半の問題は、今の職場を辞めることで解決できる問題なのです。
日常的にストレスを受け続けることで、冷静な判断や思考ができなくなってしまうことが薬剤師を辞めたいと極論的な決定をしてしまいます。
自身の辞めたい理由を明確にしなければ、せっかくの新天地でもまた嫌なことに遭遇してしまうでしょう。まずは、自分の心によく耳を傾けて自己分析することが重要です。
もし薬剤師自体を辞めてしまったら?3つのデメリット
もし本当に薬剤師を続けていくことに疲れてしまったなら、もちろん薬剤師とは関係のない企業で働くことはできます。
ですが、薬剤師を辞めてしまうことにもデメリットは存在しています。
どんなデメリットがあるのか、実際に行動に移す前に確認し、覚悟を決めてから動き出すようにしていきましょう。
1、希望条件通りの求人が見つからない上、高い確率で給料が下がる
まず、薬剤師として働いている場合には、通常の平均年収よりも格段に高い給料を得ることができます。
かなりの大手企業であったり、長年勤めあげた会社員などが得ている給料と同等のものを薬剤師は勤続数年で得ているのですが、転職して新たな業界で働いていくとなると、その収入は心細いものとなってしまうでしょう。
さらに、引く手数多だった薬剤師では、自分の希望に沿った求人を自由に選択することができましたが、薬剤師を活かして働かないのであれば、自分の希望条件通りの求人を見つけることは難しいでしょう。
2、未経験の業界だと正職員採用が厳しい
若いうちの転職では様々な業界への転職が可能ですが、年齢が上がるにつれて未経験業界での正職員採用は厳しくなってしまいます。
非正規雇用から始まり、能力があれば正規採用も可能とは言われますが、実際にはズルズルと非正規職員のままで続いていしまうのが現状です。
条件を選んでいては転職先も見つかりませんし、だからといってどこでも応募すればいいというものでもありません。非常に厳しいのが現状です。
3、パソコンスキルやビジネスマナーの修得が必須となる
薬剤師として働いていればそれほど必要にかられることのないパソコンスキルやビジネスマナーですが、他職種で働いていこうと考えた時には、必須の項目になります。
そもそも、薬剤師として培った技術は何も役に立つことはなく、新たな地で新たな能力をゼロから身につけなければいけないため、その労力は大変なものとなるでしょう。
このように、薬剤師自体を辞めることにはデメリットが多く存在しており、転職することでその問題がすべて解決するとも限りません。
薬剤師に疲れて他職種に就いたとしても、そこで薬剤師という仕事の良さを再認識することになり、結果としてただブランクを持って薬剤師に出戻りするという例も多く存在しているのです。
今一度、本当に薬剤師をやめなければ今の問題は解決できないのかを考えてみてください。
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辞めたい原因別、6つの解決方法とは?
人間関係が悪いことに関しては、店舗間移動をすることによって解決する可能性がありますが、基本的には会社自体に何かしろの問題を抱えているケースが大半です。
そのため、ここでは職場を変えることで解決する6つの方法を紹介します。
1、調剤ミスが怖いのならフォロー体制のある調剤薬局かOTC専門店
調剤ミスは誰にでも起こりうることです。たとえミスがあったとしても、フォローしあえる体制が整っていたり、調剤過誤を未然に防ぐシステムを導入している会社で働くことがベターです。
特に大手調剤薬局では、薬剤師が投薬に集中できるように自動調剤マシンや監査システムへの設備投資を積極的に行っているため、必然的に調剤過誤も減少傾向にあります。
それでも調剤を行うことに恐怖を感じているのなら、OTC専門のドラッグストアで調剤のない薬剤師をすることも可能です。
2、激務すぎるのなら処方箋枚数に対する薬剤師数に余裕がある薬局
病院勤務や総合病院の門前、医療ビルに入る調剤薬局では、激務になりやすい環境です。
事前に処方箋枚数に対する薬剤師数に余裕がある薬局をリサーチしておくことが重要です。
業務に余裕がある薬局ではスタッフの心にも余裕があります。ぎすぎすした雰囲気にはなりにくいと判断できます。
3、技術に不安で研修を重視するなら大手調剤薬局グループで働く
大手調剤薬局の日本調剤やアイン薬局、そうごう薬局、なの花薬局では、中途採用でも調剤業務に不安のある方やブランクのある方には、3ヶ月程度の時間をかけてじっくりと研修を行っていきます。
ミスを起こしやすい働き始めでも、調剤過誤を未然に防ぐシステムを全店に導入しているので安心して業務に集中することができます。
4、人間関係が悪いなら離職率の低い調剤薬局で働く
離職率が低い薬局ではスタッフの満足度が高く、企業としての問題が少ないと考えることができます。スタッフ間の関係も良好である傾向にある為、まずは離職率が低い薬局を探していきましょう。
例えば、東京近郊で店舗展開している株式会社雄飛堂は、3年以内の離職率は0%です。地方だとしても、店舗規模に限らず優良な調剤薬局は多いのです。
5、一旦自分の時間を確保したいなら派遣で週2、3日のみ
一度自分のための時間を確保することも、解決策の1つです。
とはいえ、働かなければ生活することはできません。
幸いにも薬剤師の資格は非常に有用で、派遣であれば時給2500円、地方エリアだと時給4000円の案件も数多くあります。週2、3日のみでも生活できる給料は稼ぐことができます。
勤務時間・出勤日数を少なく設定し、リフレッシュする時間を用意して、自分を見つめなおす時間を作るのも大切です。
薬剤師100人が選ぶ派遣会社ランキング!口コミから15社を徹底比較
6、毎日のルーティーンに飽きてしまったら薬剤師免許を活かせる職種で働く
薬剤師自体を辞めずとも薬剤師免許を活かせる職種は多岐にわたっています。
今までの経験を活かせる職種で働くことで、年収や待遇を下げずに、心機一転働くことができます。
臨床開発系の職種
CRA(臨床開発モニター)やCRC(治験コーディネーター)は、製薬会社や治験を支援する企業で働きます。薬剤師からキャリアチェンジする方も多い職種です。
営業・情報系の職種
MRや学術は、主に医薬品情報を管理、提供する仕事です。外部からの問い合わせにも対応するため、高いコミュニケーション能力が必要になります。
非臨床研究系の職種
品質管理や品質保証の仕事は、原材料の品質が基準以上のものであるか検査を行ったり、製造する商品が法律に準拠して製造されるように管理していく業務です。
非臨床研究系の求人は、都心エリアでは少ないのですが、年収5〜600万、完全週休2日制なので、薬剤師からキャリアチェンジしたい方にとってかなりの人気職種になります。
薬局以外の就職先に関しては、薬剤師が薬局以外で働く17種類の転職先とは?仕事内容や年収を紹介で詳しく紹介しています。
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転職回数が増えることは決してマイナスではない
近年ブラック企業の劣悪な職場環境や過労死基準を超えるサービス残業、パワハラなど、企業側の問題が多く露呈しており、一概に働いている薬剤師側に問題があるわけではないときちんと理解されています。
つまり、転職回数が多くても「やむを得ない状況での退職」を説明できる場合には、転職で不利になることはないのです。
実際に薬剤師の平均転職回数は3回で、20代では3人に1人、30代では4人に1人の割合で職場を変えているんです。
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新人薬剤師にとっても、「就職したら3年間は辞めてはいけない」という言葉に惑わされてはいないでしょうか?
そもそも3年というのは、はっきりとした根拠があるものではありません。
3年以内に辞めてしまうと転職に不利になってしまうらしいし、仕事を覚える、やりがいをみつける、そういったことには、とりあえず3年は必要だよね、という経験則から生まれた言葉なのです。
そうなのであれば、3年以内で辞めてしまっても正当な理由があれば問題はなく、日々ストレスを感じ体調を崩してまで働かなければいけないメリットは薄いと考えられます。
もちろん中途採用の面接では、前職の退職理由を聞かれることはほぼ確実です。
前職を3年以内に退職している人を採用しては、せっかく採用してもまたすぐに辞めてしまうのではないかと疑われてしまう可能性もありますが、その疑惑を晴らすことができるなら、決して3年に縛られる必要はありません。
転職エージェントに相談すれば解決の糸口が見つかる
辞めたい理由別に解決法を紹介しましたが、まずは転職エージェントに相談することをおすすめします。
ご自身の状況を深くヒアリングしてくれるため、自分では気づかなかった点や何を求めて働きたいのかを見るけることができるかもしれません。
そもそも転職の経験がない薬剤師が、誰のサポートも借りず自分自身の力で優良な職場をみつけることができるでしょうか。残念ながら、新たな職場でも何らかの問題を抱えてしまうこと可能性が高いでしょう。
転職を経験していたとしても、希望通りの職場を自分で見つけ出し、内部情報をしっかりリサーチ、労働条件も交渉をするというのは非常に困難なものです。
辞めたい、辛い、きついという想いを二度と感じないためにも、転職エージェントの利用は必須になります。
なお、小規模の転職エージェントでは、求人数が十分ではなく、情報不足であったり希望に即さない職場に転職させられたりという問題が発生してしまいます。
転職エージェントを選ぶ基準はズバリ「求人先の情報量・サポート体制・コンサルタントとの相性」です。
有名どころの転職エージェントですと、マイナビ薬剤師・リクナビ薬剤師・薬キャリエージェントがありますが、なかでもマイナビ薬剤師は、サポート力がダントツで、職場の雰囲気や実際に働いている薬剤師の評判など、内部情報も共有してくれるため、失敗のない転職をすることができます。
品質管理や学術など、薬剤師免許を活かせる求人も多く保有していることも評価が高いポイントの一つです。
登録したら転職しなければいけない訳ではありませんので、まずはご自身が抱える悩みについて相談することからはじめてみましょう。
まとめ:自分の心に耳を傾け、無理をしないで働ける職場をさがすことがベストな選択肢
辛い、きつい、疲れた。これらは無理をしているからこそ引き起こってしまう感情です。
誰でも忙しい日には疲れてしまうことはありますが、常に精神的な疲労が蓄積している状態とは全く別のものなのです。
自分にとって何が嫌なのか、その嫌な部分を解決するためにはどうすればいいのか、一度しっかりと考えてみることが大切です。
その結果、悩みを解決するための手段が見えてくることでしょう。今までの職場で頑張り続けるとしても、別な職場で心機一転するとしても、何も恥じることはありません。
無理に薬剤師という職業にしがみつく必要はありません。薬剤師をするのも、辞めるのも、自由にしていいんです。
一度外の世界を見てから、また戻ってきたっていいんです。
自分の人生ですから、企業や上司に振り回されながら働くことには決別しましょう。あなたにとって最良の選択ができるよう心から願っています。
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名前や連絡先などの必要事項を記入したら登録完了です。登録後は、担当コンサルタントから電話で連絡がきますのでご自身の状況や職場の悩みをまず相談しましょう。心強いサポートをしてくれますよ。相談から求人紹介まで全て無料なので安心してくださいね。