自分は薬剤師に向いていないと感じたことはありますか?
本当に薬剤師としての適正・資質がないのであれば、いつまでも働き続けるのは不幸なだけ。
しかし、今の職場とのミスマッチだけで薬剤師に向いていないと思うのなら、それは非常にもったいないことです。
自分一人の判断で決めつけてしまう前に、この記事を通して一緒に薬剤師の適正・資質について考えてみましょう。
あや
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あなたが薬剤師に向いていないと感じた理由とは?
自分が薬剤師に向いていないと感じた理由はなんでしょう?
人間が何らかの感覚・思考を持った時には、必ずその理由が存在します。
ただ漠然と薬剤師に向いていないと感じているわけではないのです。
注意しなければ気がつかない、小さな原因かもしれませんが、自分の行動や感情を振り返り、理由を模索してみてください。
結局は理由は自分にしか分からないものですが、一般的に多くあげられる理由を下記に記載しておきますので、自己分析の手助けにお使いください。
薬剤師に向いていないと思う9つの理由
- 調剤技術に自信がなくしばしばミスをしてしまう
- 医薬品の名前を覚えられない
- 投薬することが嫌
- 医薬品を扱う精神的なプレッシャー
- 長時間労働、激務に耐えられない
- 想像していた業務と違った
- 調剤するだけの仕事に飽きてしまった
- 患者と会話することが苦痛
- 先輩から厳しく叱責された
向いていないと悩む薬剤師の声
美希さん(25歳)
同期は仕事覚えも早く叱られてることはほとんどなく、どうしても比べられてしまいます。先輩はそんな私を見て余計にイライラしているんだろうなと思います。
恭子さん(27歳)
働いている薬局でも先輩薬剤師の仕事ぶりに圧倒されてしまい、より一層萎縮してしまっています。もうこの仕事は向いてないんじゃないかと思います。
崇さん(30歳)
大学進学の時に将来をあまり考えず薬学部に入学したツケが今、回ってきたんだろうと思います。
薬剤師に向いてないと感じる原因は、自分の外に原因がある場合(外的要因)と自分の中に原因がある場合(内的要因)に分けられます。
どちらの場合でも、周囲から見れば薬剤師への適正には全く問題がないようなものでも、自分の中では大きな問題となってのしかかっているものです。
理解が早く、なんでもできるように見える薬剤師も、内心では薬剤師という仕事に嫌気が刺しているかもしれません。
自分は物覚えが悪いと落ち込んでいる人も、周囲から見れば一生懸命勉強している真面目な薬剤師と考えられていることもあるのです。
一方向からで考えるのではなく、多面的な視点を持って考えていきましょう。
あや
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向いていないと判断するのは先輩や上司ではない
薬剤師に適正・資質があるかどうかを判断するのは誰でしょうか?
薬剤師になる時には、国家が実施する試験にクリアしましたね。
保険薬剤師になるには都道府県に届け出をしているはずです。
就職するためには就職試験や面接などもクリアしたことでしょう。
薬剤師として働いているということは、数々の試練を乗り越えてきた証なのです。
これはすなわち、薬剤師として適性があると、国や都道府県、会社が認めたことに他なりません。
薬剤師になることを目指し、各々の試練を突破したのですから、その後の判断は自分自身でするしかありません。
薬剤師に向いてないと判断するのは、他人である先輩や上司であるわけがないのです。
モンブラン
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向いている・向いていない・適性がある・適性がないはとっても曖昧
そもそも、仕事に対する適性の有無や、向いている・向いていないという判断は、明確な基準があるものではありません。
たとえば、血液型性格診断のようになんでも枠にはめようとすることは、物事の本質が見えていない稚拙な事ですよね。
血液型性格診断が成立しているのは、日本のように各血液型が満遍なく存在している限定的な地域だけで、外国に行けばほとんどの住人が同じ血液型という国もあります。
その国の国民全員が同じ性格であるわけはありませんよね。薬剤師にしても同じです。
「薬剤師という職業の人はこうあるべき」という小さな枠組みに当てはめて考える必要はないのです。
記憶は「思い出す」作業を繰り返すことによって定着
自分は物覚えが悪くて、医薬品の名前が覚えられない。
飲み合わせや病状に対する使い分けなど、判断するのが難しすぎる。
仕事が覚えられなくて怒られてしまった。
そういう風に悩んだことで、薬剤師に向いていないと考えるのは早計です。
人間の記憶は、物事を繰り返すごとに強化されていく性質を持っています。
一回見ただけで覚えられないのなら、何度でも繰り返して見ていけばいいのです。
学習のみならず、行動や業務に関しても同じことが言えます。
初めての時にはうまくできなくても、何度も繰り返すことによって経験値を積み重ね、自然にできるようになっていきます。
その回数は人によって異なる為、すぐにコツをつかんでできるようになる人もいれば、何回も練習しなければいけない人もいるでしょう。
ですが、どんな人でも実際の現場でのケーススタディを繰り返すことによって、薬剤師業務を自然にできるようになるものです。
「向いていない」と思う原因は今の職場で解決できる問題か
自分が薬剤師に向いていないと感じた原因が、職場にある場合も少なからず存在します。
自分のライフサイクルと合わない時間の業務では、思考力が低下して思わぬミスが誘発されてしまうこともありますし、調剤業務の作業工程に無駄が多く、ミスを誘発しやすい環境となっていることもあります。
職場環境を改善させることで、薬剤師業務が改善され、転職や退職を検討する必要がない状況となる場合もありますので、まずは今の職場において「解決できる問題」はないか考えてみましょう。
解決できないなら薬剤師免許を活かせる仕事を調べる
問題となっている点が解消できないのなら、転職をすることをオススメします。
薬剤師の資格は非常に汎用性が高い資格の一つであり、働くことのできる職場は無数に存在しているのです。
自分が今現在置かれている環境が社会のすべてではありませんが、大概の人は新たな環境に向かうという判断をせず、ゼロかイチかで物事を判断してしまいます。
調剤薬局が合わないから薬剤師をやめようなんていうのは、非常に勿体ないことなのです。
調剤薬局の他にも、薬剤師を求めている職場はたくさんあり、薬剤師免許が必要のない仕事だとしても、薬剤師資格を活かせる場合もあります。
一つの職場で自分の可能性を狭めてしまわず、広い視野を持って未来を見据えていきましょう。
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まとめ:それでも薬剤師に向いていないと思うのなら、新たな選択肢を!
薬剤師に向いている、向いていないの判断は、結局は自分でするしかありません。
周りに何と言われようとも、薬剤師の仕事にやりがいを覚えるのなら薬剤師に向いているのでしょうし、全く楽しさを感じられないのなら向いていないのかもしれません。
ただ、せっかく苦労して薬剤師資格を取得したのですから、一面だけを見て判断はしないようにしてください。
多面的な視点で判断し、薬局以外の薬剤師の仕事も考慮し、それでも向いていないと思うのなら、すっぱりと薬剤師業界から足を洗っていけばよいのです。
人生は一度きりで、その中でも仕事をしている時間は一番長い時間です。自分の性格的に合っている仕事をすることが、自分にとっても良い結果を生むことでしょう。
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調剤薬局でも自社ブランドの開発や販売、漢方導入、在宅対応、ネット販売など事業の柱を増やす企業が増えています。
このような企業では、行う業務が多岐にわたり「薬剤師に向いていない」と思う方にとって転機になる可能性が大いにあります。
製薬会社や治験関連会社でも薬剤師が活躍できるフィールドは多くあります。
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