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薬剤師と国際化!持ち前の英語力をフルに活用するための求人先とは?

薬剤師の国際化と英語力

平成28年末の在留外国人数は238万2,822人で、前年末に比べ15万633人(6.7%)増加しています。

日本にやってくる外国人の数が多いということは、外国人向けのサービスやビジネスが増えていくことに繋がるため、必然的に職場や日常生活でも英語を使う機会が増えていきます。

しかし、一般的な薬剤師としては、製薬会社の薬事職など特定の人以外には、英語を使用する機会はありませんし、そもそもあまり英語が得意とは言えない状況です。

それでは、ごく少数の英語力を持っている薬剤師が、その能力を活用して働くことができるのは、どんな職場でしょうか?

この記事では、薬剤師だけど「英語も使う仕事をしたい」と思っている方に英語を活かせる職種や年収の関わりについてお話していきます。

あや

ぷりーず、てるみー、ゆあ、でぃじーず?

きよみ

うふふ、何か面白いことをしてるわね。

あや

今日、外国人の患者さんが来て、全然お話できなかったですよ。今さらながら、英語で投薬できるように勉強をしているんです。

モンブラン

それは良い心がけですね。日本に来る外国人も増えていますから、英語力は今後、重要なスキルになってきますよ。

きよみ

え~、そうなの?私も英語は全然ダメなんだけど…。

あや

やっぱり英語ができる薬剤師って、待遇でも優遇されたりするんですか?

モンブラン

う~ん。何とも言い難いところですね。それでは、今回は薬剤師と英語力についてお話しましょう。

約88%の薬剤師が外国人患者への対応に不安

薬剤師の国際化01

くすりの適正使用協議会が2020年東京オリンピックの開催に向けて、薬剤師向けの調査を実施しました。

その調査とは「外国人患者に対応したことがある薬剤師に対して、外国人患者への十分な対応ができていると思うか」というものです。

調査の結果、一般的に外国人患者の対応頻度は月1回程度ではあるものの、満足にコミュニケーションが取れていないと感じる薬剤師は約66%であり、英語対応できるスタッフがいないと答えた薬剤師は78%、外国人患者対応が不安であると答えた薬剤師は88%に上ります。

日本に訪れている外国人では、中国人が最多とはなりますが、それに次いで多いのはアメリカ人であり、欧州の国々やフィリピン、インドなどの英語対応が可能な国の人々も多く訪れています。

この調査によって判明したことは、薬剤師自身も満足に対応できていないと自覚しているということです。

画一的な薬の説明はなんとかこなせるものの、服用状況の聞き取りや薬に関しての不安な点などについての確認はほぼできていない状況が浮き彫りになりました。

英語対応ができるスタッフがいれば、ここまで不安に考える薬剤師はいなくなるのでしょうが、現状ではそういったスタッフをそろえることは現実的に厳しい状況です。

そのため、すべての職場というわけではありませんが、外国人患者が多い地域や国際空港内の調剤薬局では、英語力のある薬剤師を求める傾向にあります。

モンブラン

約88%の薬剤師が英語での対応に不安を感じているものの、特段必要性を感じているわけではないので、英会話力を身につけようと行動している薬剤師は多くないんですよね。

きよみ

それなら、英語力のある薬剤師は勤務するエリアによってかなり重宝されそうね。

あや

求められているってことは、給料にも反映されるのかな・・?

モンブラン

実は、英語力ができても給料に反映されにくいんですよ。逆に企業が「あなたの英語が使える環境ですよ」ってアピールするぐらいですから。

英語力があっても年収や待遇には反映はされにくい

薬剤師の国際化02

国際化が進行している現代社会において、英語力は重要なビジネススキルです。

外国人観光客の増加など、外国人の日本への滞在が増えてきた中、英語を話せる薬剤師は大変重宝されます。

特に国際空港内に店舗を持つ調剤薬局や、外国人居住区に店舗を構える調剤薬局ではその傾向が顕著になります。

しかしながら、調剤薬局などでその英語力を発揮して現場をサポートしたとしても、年収や待遇への見返りは限られているのが現状です。

いくら外国人が増えてきたと言っても、説明の基本パターンは決まっているため、その定型文を用意することで英語力のない薬剤師でも投薬できるため、直接的に業務に支障が出ることはありません。

英語力のある薬剤師といっても待遇に差をつけることはしないのが現状です。

モンブラン

このように、現状では英語ができるスタッフはありがたいけれど、何が何でも確保したいというわけでもないんです。経営者として重要視しているわけではないので、特に待遇に反映させたりはしないですね。

あや

英語ができる薬剤師ってかっこいいですけど、待遇には影響しないならモチベーションは上がらないですね。

きよみ

うちの薬局にもたまに外国人患者は来るけど、英語ができなくても何とかなっているし、確かに必要とは思えないわね。

職場によって求められる英語力のレベルが異なる

薬剤師として英語力を活かすなら、調剤薬局か企業で調剤以外の業務を行うかの2通りがあります。

日常会話程度に外国人とコミュニケーションを取りたいのなら国際空港内や外国人居住者が多いエリア、仕事としてがっつりと英語力を活かしたいのであれば企業で調剤以外の業務に就くことが良いでしょう。

「英語力を活かしたい」と、ひとえに言っても、ご自身の活かしたいレベルは人それぞれだと思いますので、具体的な理想像とのすり合わせを行いましょう。

調剤業務で英語力を活かせる求人先とは?

空港内の調剤薬局・ドラッグストア

国際空港内に設置された調剤薬局、ドラッグストアには、日夜様々な国の患者がやってきます。

空港内の求人の多くがOTC販売の募集になりますが、福岡空港のように空港内にクリニックを展開しているような空港だと調剤薬局の募集も行われています。

外国語対応できるスタッフをそろえることが多いのですが、店舗自体が狭く取り扱える医薬品数も少ないため薬剤師よりも低い待遇で雇える登録販売者を重宝する傾向にあります。

モンブラン

外国人が多いと言っても、英語で症状を伝えてくる方はごく少数です。多くのお客さんが「コレクダサイ、コレアリマスカ」と、スマートフォンに画像を表示させて声がけしてくるんですよね。

きよみ

旅行者って自国以外の医薬品を使うことに抵抗がある人も多いから、自国から持ってくる旅行者が多いようね。

外国人居住者が多いエリアの調剤薬局

日本に住んでいる外国人であれば簡単な日本語は理解しており、日常会話で困ることは少ないものですが、体調不良になった時の病状を伝える手段は、他国の言語では難しいものです。

英語対応できるスタッフがいれば、繊細な情報まで詳しく理解してケアすることが可能になるため、新宿区百人町1〜2丁目、大久保1〜2丁目などでは英語対応、もしくは中国語対応できる薬剤師の募集が多い傾向になります。

国際病院

国際病院と表記されている病院には、様々な国の患者が来院します。

使用する言語も英語に限らず、中国語やフランス語など、それぞれの得意分野に応じて職務が振り分けられ、時には通訳や翻訳などの業務も行う必要があります。

調剤業務・OTC販売で英語力を活かせる求人情報

1、成田空港内にあるドラッグストア

成田空港の薬剤師求人
参照:薬キャリエージェント

2、羽田空港内にある調剤薬局

羽田空港の薬剤師求人
参照:薬キャリエージェント

3、中部国際空港内にあるドラッグストア、年収500万以上

中部国際空港内にあるドラッグストア
参照:ファルマスタッフ

調剤業務以外で英語力を活かせる求人先とは?

製薬会社01

本社が外国にある外資系製薬会社や医療機器メーカーの場合、上司が外国人であるということも多くあります。

その場合には、部門で使用する言語は、共通言語として英語が採用されるという例も存在しているため、上司や本社とのコミュニケーションに英語力は不可欠となるでしょう。

本社とのやり取りのための通訳や翻訳、海外への出張もあるため、その活躍の幅は大変広がっていきます。

具体的に英語力を駆使して働ける薬剤師の職種をピックアップしてみました。

医療通訳

国内では外国人患者の病状などを日本の医療者に伝える役割を持ち、外国では逆に日本人の病状などを外国人の医療者に伝える役割を持ちます。

医療に係る英語は特殊な単語が多用されるため、一般の通訳では対応が困難となることも想定されます。そんな時には、薬学・医療の知識を持った医療通訳が必要になるのです。

薬事

薬事業務とは、医薬品の製造販売承認取得のために規制要件に合致したわかりやすい申請資料を作成することです。

ただし、薬事業務といえども企業や部署によって担当している作業内容は異なり、開発支援、承認申請、薬事監査、広告・宣伝物の薬事確認なども含めて、行うことは様々です。

主に製薬会社、医療機器会社、化粧品会社で働くことになります。

薬事 医薬品開発の要!薬剤師が薬事申請職に転職するには?仕事や年収を解説

調剤業務以外で英語力を活かせるの求人情報

1、外資系製薬メーカーで薬事申請業務【東京都千代田区(大手町駅)】


参照:薬キャリエージェント

2、医療系広告代理店で学術業務【東京都台東区(仲御徒町駅)】


参照:薬キャリエージェント

きよみ

意外と英語力を求めている求人があるのね。

モンブラン

需要と供給の関係は、どこでも成り立ちます。必要とされるところで働くことこそ、最大の待遇を得る秘訣といえます。薬剤師にとって英語力は特殊で強力な武器になりますから、生かさないのは非常にもったいないですね。

あや

よ~し!私も英語をマスターして、かっこよく外国人患者さんと話せるようになろっと!でぃす、どらっぐ、いず、ぺいんきらー!

きよみ

英語ができない私でもわかるくらい、発音がひどいわ。

モンブラン

やる気があるのは良いことです。あたたかく見守りましょう。

英語力を活かせる求人を探すなら転職サイトの活用が必須

薬剤師の転職03

いざ英語力を生かして働こうと思ったときに、どのように求人を探していけばいいでしょうか。

自分で外国人居住区にある調剤薬局や国際空港内の調剤薬局を探すのも良いでしょうが、せっかくの英語力です。狭い範囲で仕事を探すのではなく、広く働き方を求めていく方がよいでしょう。

ですが、外資系の企業や国際病院で働きたいと思った時に、日々の業務をこなしながら、自分にあった求人を個人で探し出して応募し、交渉までこなすのは非常に困難です。

そこで活用していただきたいのが転職サイト。転職サイトでは、専任の転職エージェントが求人情報を探し、最も希望に合ったものを紹介してもらうことができます。

さらに転職サイトを用いた場合、年収が高くなるように転職エージェントと転職先との間で協議が行われますので、通常の転職よりも優遇される傾向にあります。

英語力を活かせる求人を多く扱う求人サイトとは?

まず、転職サイトを運営している人材紹介会社の規模が大きいこと。

これは、経営基盤が安定していない会社では、希望通りの求人がないばかりか、目先の利益を考えて、まったく希望とそぐわないところに転職させられてしまう危険性があるからです。

次に、転職に関して得意にしている分野が何かを明示していること。

例えば面談に力を入れているとか、エージェントの情報収集を徹底的に行っているとか、それぞれの得意とする分野が存在しています。

その点を前面に出せていない転職サイトでは、どっちつかずの対応となっていることがあるので注意してください。

有名どころの転職サイトですと、薬キャリエージェント・マイナビ薬剤師・リクナビ薬剤師がありますが、中でも薬キャリエージェントは扱う求人数がダントツで多く、数が少ない英語力を活かせる求人も他サイトと比べて多く扱っています。

職場の雰囲気や実際に働いている薬剤師の評判など、内部情報も情報共有してくれるため、失敗のない転職をすることができます。

薬キャリエージェントの登録方法01
薬キャリエージェントの登録方法02

ただし、英語力を活かせる求人は求人数が少ないにもかかわらず、応募者が殺到するため、募集してから数日以内に締切してしまうケースも少なくありません。

たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、普段から転職サイトはマメにチェックし、希望通りの求人が出たらすぐに対応できるようにしておく事が転職を成功させるコツです。

薬キャリエージェントで英語力を活かせる求人を探す【登録1分】

名前や連絡先などの必要事項を記入したら登録完了です。登録後は、担当コンサルタントから電話で連絡がきますのでご自身の希望条件や情報収集したい事を伝えてみましょう。心強いサポートをしてくれますよ。