独身であれば仕事一筋でバリバリ働くことができますが、結婚することで状況は一変してしまいます。
自分の分だけだった家事は二人分に増え、掃除・洗濯などのある程度怠けていても問題なかったところにも、気を配らなければいけなくなります。
結婚後も仕事を続けていくのなら、どちらかに配分が偏ってしまわないようにしていく必要がありますよね。
今回は、仕事と家庭を両立させる既婚女性薬剤師についてお話していきます。
あや
きよみ
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モンブラン
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結婚後に家庭と仕事を両立した女性薬剤師の転職事例
1、正社員でも充実した休みが取れる職場へ
結婚を機に勤務時間を短縮したかったので、通勤30分以内、残業がほとんどない、週休2〜3日を条件としていて、休みを優先するならパートでの勤務も考えていたんですが、収入がダウンするし今後のキャリアが心配で正社員の求人を探していました。
転職コンサルタントに相談したところ、自宅からも近く完全週休2日で残業も週に3時間程度の職場を紹介して頂き内定をもらうことができました。希望通りの職場で満足です。
2、二人で過ごす時間が増えるようになり、将来の子育てに備えることができました
結婚したものの中々パートナーとの時間を作れないため転職を決意しました。
休みを優先にした条件でしたが、処方箋の受付状況や残業の有無を事前に確認しミスマッチを少なくすることで転職先を絞ることができました。
基本的にカレンダー通りの休日で完全週休2日でプライベートの計画も立てやすく満足しています。
3、パートナーとコミュニケーション取れる時間が増えました
希望条件に沿った求人だと病院より調剤薬局勤務の方が実現しやすいと伺いました。
薬局勤務の経験はなかったため躊躇していましたが、転職コンサルタントに不安を解消して頂きました。
長く働きたいからこそ、無理のない勤務条件で働きたい点と薬局の考え方が同じだったため内定をもらうことができ、定時勤務で土日休みのため大変うれしく思います。
結婚後の仕事と家庭を両立するための優先順位
結婚後にも仕事を続けていくのなら、家庭との両立をするための優先順位をきちんと定めておかなければいけません。
勤務時間も休日も、なんの制約もなく働くことは難しくなってしまいます。
例えば、勤務時間は17時までと定められていたとしても、残業が常態となってしまっている企業であれば家庭の維持は難しいでしょう。
休日も家族と一緒に過ごせるように設定する方が家庭への影響も少なくなります。
勤務先が遠くなってしまうと、通勤時間が長くなってしまい、結果として家庭の時間を削らなければいけなくなります。
仕事と家庭の両立は、いかにして家庭のための時間を確保しながら勤務するかを考えることと言えるでしょう。
結婚後の勤務先を判断する上で、必須の確認事項をまとめておきますので、参考にしてみてください。
確認事項1
- 残業が少ないか、定時で上がれるかどうか
- 勤務地は自宅から近いか、通いやすいか。転勤の有無は?
- 当直の有無は?
- 営業日と休暇はどのように設定されているか。旦那と同じ曜日に休みがとれるか
また、夫婦だけの生活ではそれほど気にならないかもしれませんが、二人に子供が生まれた場合のライフスタイルも考えなければいけません。
特に妊娠中の勤務は体に負担がかかる為、体調不良による休みや検診による休暇の利用も必要になります。
子供が生まれてからも、子供の急病での突発的な休みや、保育園・学校の行事による休暇が必要になり、男性に比べて女性の負担が大きくなりやすい傾向にあるため、そういったことに理解があり、有給の消化などで対応してくれる企業が望ましいでしょう。
確認事項2
- 育休産休の制度が整っている。また、実際に利用された実績がある
- 有休消化率が良い
- 育休後の復職率は?短時間勤務での復職は可能かどうか
あや
きよみ
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仕事と家庭を両立できる女性薬剤師のための求人情報
女性が家庭と仕事を両立するためのポイントは確認できましたので、実際にどのような求人情報を探していけばいいのかを一緒に見ていきましょう。
ポイントは営業時間と勤務時間、残業の記載があるかどうか、休日の設定はどうなっているかです。
1、17時定時で残業を推奨していない求人
薬剤師の求人では、どの職種を選ぶかによって店舗の営業時間が大きく変化します。
たとえばドラッグストアでは、22時までの営業も多く、薬剤師は早く勤務終了するとはいっても、全体的に遅くまで働くことが多いものです。
調剤薬局でもその営業時間は異なり、17時までの店舗もあれば20時までの店舗も存在しています。
17時定時とされていても、店舗の営業状態によっては帰宅できない事態も考えられます。営業時間と勤務時間のズレがなく残業が少ないと明記されている求人を選択しましょう。
2、土日休みの求人
企業の営業状態によって、土日祝日の休みではなく、任意の休みとなっている場合があります。
在宅を専門に行っている薬局など、土日祝日が休みではない企業も増えてきていますので、休日の設定がどのようになっているかを確実に確認しておきましょう。
3、パート勤務
将来的に子供ができたことを考え、初めからパート薬剤師として短時間勤務を選択しておく方法もあります。
パートタイムとはいえ薬剤師の時給はかなり高く、働く時間に余裕がある時にはシフトを多くすることで給与を増やし、時間が必要な時にはシフトを減らしてもらうことで、働きながら家庭を重視していくことが可能になります。
詳しくは、家事育児を両立【薬剤師のパート・アルバイト】の働き方と損しない扶養講座で紹介しています。
求人情報で必ずチェックしておきたいポイント
勤務時間や休日、待遇などで自分に合った求人を探し出した後も、まだチェックしなければいけないポイントは残っています。
明らかな人員不足の店舗では、残業を推奨していないとしても、実際には業務を終わらせることができずに残業が必要になってしまう例があります。
薬歴の記載方法も、現在は手書き薬歴と電子薬歴が混在しており、どちらを採用しているのかを確認しておく必要がありますね。
電子薬歴は業務の効率化を目指して使用されていますが、それを使いこなせるかどうかは個人のスキル次第です。
データ入力に慣れていないと想定以上の時間が必要になってしまい、残業がない職場だとしても残業が発生する事態になってしまいます。
さらに、勤務地の定めはどうなっているかも重要です。複数店舗を持っている企業であれば、人員の補給の名目で近隣の別店舗に出向くことも考えられます。
出向く店舗の距離に応じて通勤時間に違いが生まれ、家を出る時間・帰る時間が変動してしまうのは、回数が増えるほど負担となってのしかかってくるのです。
チェックしておきたい項目
- 1日の処方箋枚数と薬剤師数
- 電子薬歴システム導入の有無
- 勤務地・ヘルプ異動の有無
転職経験がある人ならわかることと思いますが、実はこれらのチェックしておきたいポイントが求人票には載っていることはほぼありません。
これらの項目を個人で調べることは困難で、直接職場で確認しなければわからない事ばかりです。
さらには、働いている人の状況や雰囲気、店舗の評判までとなると、個人の情報収集ではかなりの労力を消費してしまいます。
これらの問題を一括に解決できる手段が、転職エージェントを活用することです。
転職エージェントは知りたい情報を自分の代わりに調べてくれますし、すでにかなりの数の情報を確保しています。時間・コスト、すべての点で活用する方が優位に転職を進めることができます。
転職エージョントを選ぶ基準は、運営している人材紹介会社の大きさと求人数の多さです。
特に転職サイトのマイナビ薬剤師は、対面での面談に力を入れ手厚いフォローに定評があるので、希望に沿った、条件の良い職場を紹介してくれます。転職を強要されることも全くないので、安心して利用できますよ。
ただし、条件の良い求人(非公開求人)は応募者が殺到するため、募集してから数日以内に締切してしまうケースも少なくありません。
たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、普段から転職サイトはマメにチェックし情報収集は欠かさず、条件の良い求人が出たらすぐに対応できるようにしておく事が転職を成功させるコツです。
名前や連絡先などの必要事項を記入したら登録完了です。登録後は、担当コンサルタントから電話で連絡がきますのでご自身の希望条件や職場の悩み、情報収集したい事を伝えてみましょう。心強いサポートをしてくれますよ。
パソコン操作が苦手な人でもスマホから登録できるので、是非とも活用してみてください。
あや
きよみ
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まとめ:仕事と家庭の両立は職場の選択が最重要!
女性の社会進出が活発化している現代では、結婚後・出産後にもバリバリ働く女性が増えています。
仕事と家庭を両立するためには、勤務時間や休日など、働き方を考えていかなければいけません。
今現在の職場で仕事と家庭の両立が難しいのであれば、転職を考えていくのは一番です。
会社のために働いているのではなく、自分の人生のために働いているのですから、ライフワークバランスに今の会社が合わないと判断したのなら、次の手を打っていきましょう。