南の島での勤務は、どこか夢の中のお話しのように感じて期待に胸が膨らみますね。
でも、その実態について考えたことがありますか?
確かに海も近く、気候も温暖で、趣味を楽しむにはもってこい、良いことづくめのように感じますが、そこで働いていくにはそこ独自の大変さがあるものなのです。
今回は、離島やリゾート地で働いていくことについてお話ししていきます。
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勤務地の候補!温暖で過ごしやすい離島・リゾート地といえば?
勤務地の候補
- 沖縄県本島
- 宮古島(沖縄県)
- 石垣島(沖縄県)
- 久米島(沖縄県)|たいよう薬局
- 粟国島(沖縄県)|あぐに薬局
- 奄美大島(鹿児島県)
- 徳之島(鹿児島県)|マリン薬局
- 種子島(鹿児島県)|のぞみ薬局
日本の中で離島やリゾートのある南国といえば、真っ先に思い浮かぶのが沖縄ですね。
年中温暖な気候で過ごしやすく、青い海と青い空に囲まれて働くのは、都会で働いている薬剤師にとっては非常に夢のある話です。
気温は年中暖かく、夏で平均気温28.9度、冬でも平均気温17.0度となっています。
亜熱帯気候なので高温多湿となりますが、東京のじめじめした暑さに比べればとても過ごしやすく感じることでしょう。
九州地方の鹿児島県も勤務の候補地として取り上げましたが、亜熱帯気候の沖縄と違ってほとんどの鹿児島県は温帯気候に分類される地域です。
奄美大島まで南下すれば、亜熱帯気候の影響で冬の気温も上がりますが、それ以外の地域では普通に寒い日も出てきます。
夏は平均気温28.5度と暑くなりますが、冬は平均気温8度、最低気温では4度となる時期もあります。
南国感覚で移住すると拍子抜けしてしまうかもしれません。
薬剤師が離島・リゾート地で働く際の3つの注意点
薬剤師が離島・リゾート地で働こうとした際に、注意しなければいけない点をまとめてご紹介します。
楽しそうというイメージを先行させて、深く考えずに転職してしまっては、後から苦労することになるかもしれません。
離島・リゾート地で働こうとするのなら、以下の点は事前に考えておくことをオススメします。
1、勤務期間
腰を据えて長期間働くつもりでいるのか、短い期間働いたらまた元の地域に帰るつもりなのかによって、働き方は全く違ってきます。
正社員として就職してしまえば短期間で帰ることは難しいでしょうし、派遣やパートでの勤務であれば長期間働いても賞与や昇給の恩恵が受けられません。
自分の希望に合った勤務形態を選ぶため、まずはどのくらいの期間離島・リゾート地で働くのかを、明確に決めておきましょう。
2、勤務条件
これは勤務期間にもよりますが、正社員雇用なのかパートや契約社員としての雇用なのか、きちんと把握しておく必要があります。
それによって給与や福利厚生などの条件が変わってきますし、勤務地の転勤などがあれば、せっかく目的の地域に来たのに、全く関係のない場所で働くことになりかねません。きちんと勤務の条件を確認しておきましょう。
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3、地域コミュニティ
離島・リゾート地で働く際、重要になってくるのが地域コミュニティとのかかわりです。
特に離島などは地域コミュニティの結束が強く、一度嫌われてしまえば再度認めてもらうのは非常に困難になります。
薬剤師として働くからには、地域の人々との関係は必ず発生してしまうでしょう。それほど密接に関係する必要はありませんが、長く働いていくつもりなら最低限度の関係性は維持するように努力しなければいけません。
薬剤師不足の離島・リゾート地といえど決して年収・給料が高いわけではない
地方や都市部から離れた僻地は薬剤師の年収・給料が高いという噂は、薬剤師業界にいれば誰でも聞いたことがある話でしょう。
離島やリゾートも地方の一部、楽しく働ける地域で給料もいいなんて、最高の条件!なんて考えていたら、その期待は裏切られることになります。
実際の求人をもとに計算した年収の比較データをご覧ください。
沖縄県・鹿児島県の薬剤師の平均年収
薬剤師の平均年収
- 全国平均:533万円(月38.7万/賞与174万)
- 福岡県:全国1位658万円(月39.8万/賞与180万)
- 沖縄県:全国19位532万円(月42.5万/賞与163万)
- 鹿児島県:全国35位491万円(月42万/賞与175万
離島・リゾート地で働く薬剤師は高収入。そんなイメージが先行していますが、実はそんなに年収・給与が高めに設定されているわけではありません。
むしろ、全国平均よりもわずかに下回っている現状が浮かび上がってきました。
沖縄の離島やリゾート地は、地方といっても人気のある地域です。
それほど高待遇としなくても、自然と求人に応募があるため、年収の設定金額も低くなってしまう傾向にあります。
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薬剤師不足の地方や僻地なら年収700万以上?求人やデメリットを調査
離島で働いた経験のある薬剤師にインタビュー
石垣島の温暖な気候でスローライフ
美咲さん
正社員での就業ですが、ここに永住しようと決意して働き始めたわけではなくて、好きな場所で働きながら住んでみたいと思い試しに転職しました。
元々沖縄や鹿児島の離島が好きで旅行で何度も来たことがあり、馴染みもありました。
何よりも1年中温暖な気候で1月の気温ですら17度前後なので本当に過ごしやすいです。
働き始めて気づいたのですが、思っていたより地域の方との関係も密すぎることはなくて、いい距離感で仕事ができています。
スキューバダイビングの経験はないので、せっかくだからライセンス取得に向けて頑張ろうと思ってます。もちろん仕事も頑張ります。
半年間の短期リゾート地勤務
昇さん
元々地元福岡で派遣勤務をしていたのですが、派遣の担当者と旅行の話になり沖縄や鹿児島の離島での案件についての情報を聞いたことがきっかけです。
私自身、沖縄に行った経験もあり、地元から距離も遠くないので半年間の期間限定で働いてみたのですが、気候が暖かく住んでる方も皆温厚で名護市がとても気に入りました。
今は半年間の勤務が終了して地元福岡に戻ったのですが、今後沖縄で正社員として働くのもいいかなと考えています。
今まで住んでいた地域を離れ、自分の好きなところで働く。言葉にするのは簡単ですが、実際に行動に移すとなると勇気がいる行為ですよね。
もしかしたら、なにか大変なことがあるかも、そんな心配をしてしまう気持ちはわかります。
ですが、実際に離島やリゾート地で働いてみた薬剤師の話を聞けば、そのほとんどが良い思い出話を聞かせてくれます。
また戻りたいと話す人もいますし、もともと短期のつもりが、気が付けば何年もそこに住んでいたなんてお話もあります。
行ってみたいと思う気持ちがあるのなら、チャレンジしてみるべきだと思いますよ。
離島・リゾート地の薬剤師求人を探すなら転職サイトの活用が効率的
離島やリゾート地で働こうと考えた時、まずは求人をどうやって探すかが問題となります。
離島やリゾート地での求人は、マリンスポーツなどの趣味を大切にする人には非常に魅力的な求人です。
求人数自体はある程度存在するのですが、給与や待遇が高条件のものは少数となっており、倍率も高くなってしまう傾向にあります。
離島やリゾート地で働くという夢を叶えたとしても、今までより給与が下がってしまっては大変です。
実際、都市部に比べれば物価も低めで、生活していく上ではそれほど困難ではないのですが、いずれ都市部に帰る可能性を考えた時には、せめて現状維持はしておきたいですよね。
ですが、全体的に年収の低い地域の中から高待遇のものを探し出すのは、個人の力ではとても難しいことだと言えるでしょう。
そこで、高待遇で自分にマッチした職場を探すには、転職サイトを活用して効率的に情報収集していくのがベストです。
実際の求人を数件確認してみましょう。
離島・リゾート地の求人例
研修制度充実、半数以上が県外出身者の調剤薬局勤務(沖縄県宮古島市)
参照:マイナビ薬剤師
年収1000万、家具付き住宅補助あり(全額会社負担)の病院勤務(鹿児島県大島郡徳之島町)
参照:リクナビ薬剤師
時給4000円、住居付きの病院派遣勤務(沖縄県中頭郡)
参照:ファルマスタッフ
店舗によっては、スタッフの半数以上が県外出身者なんてこともあるのが離島やリゾート地の職場。
転職サイトで紹介される非公開求人のなかには、渡航費用や住宅補助をサポートしてくれる求人も多数あるため、まずは登録して情報収集が基本です。
長期、短期などの働くつもりの期間や、正社員やパート・派遣などの働き方に合わせて、自分自身にもっとも適した求人を探し出すため、転職サイトを上手に活用していきましょう。
有名どころの転職エージェントですと、マイナビ薬剤師・リクナビ薬剤師・薬キャリエージェントがありますが、なかでもマイナビ薬剤師は、サポート力がダントツで、職場の雰囲気や実際に働いている薬剤師の評判など、内部情報も共有してくれるため、失敗のない転職をすることができます。
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まとめ:自分に合った働き方で、自分なりのライフスタイルを!
離島やリゾート地で働くというのは、楽しいこともたくさんありますが、不便なことも同時に生まれてしまいます。
理想を求めて就職しても、現実には大変なこともあるでしょう。
それでも、そこでの暮らしに自分らしさを見つけられたなら、今後の人生において何物にも代えがたい財産になります。
一つの地域に縛られず、生きたいように生きるという選択肢、あなたも選んでみてはいかがでしょうか?