パート薬剤師?派遣薬剤師?どっちで働く方がベストな選択肢なの?

パート薬剤師か派遣薬剤師か

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子育てや趣味のため、人生には自分の時間が必要になるタイミングがあります。

そんな時には、正社員としてフルタイムで働けなくなるかもしれません。

では、どんな働き方が自分にとってベストな働き方なのでしょうか?

選択肢は2つ、時間に余裕を持つことができるパート薬剤師と派遣薬剤師です。

今回は、パート薬剤師と派遣薬剤師について比較し、より適した働き方を探していきます。

きよみ

パート勤務と派遣勤務って、そんなに違いがあるのかしら?どっちも非常勤って感じだから、似たようなイメージがあるんだけど。

あや

たしかにそうですよね。イメージで言えば、パート勤務は時短にしている人が多い感じで、派遣だと短時間でめっちゃ稼いでいる感じです。

モンブラン

イメージばかりが先行していて、意外と実際の違いを理解していない薬剤師が多いんですよね。たしかに正社員として働いている薬剤師には遠い世界の話ですが、実際に働くときには、その違いを把握しないと大変なことになります。

きよみ

それじゃ、その違いってやつを教えてもらえないかしら?

モンブラン

わかりました。パートと派遣を比べた違いと、どんな薬剤師が向いているのかまでお話ししましょう。

パート勤務と派遣勤務の違いとは?

パート薬剤師と派遣薬剤師、どちらも時給制でライフワークバランスに優れた働き方ですが、実は大きな違いがあります。

双方にメリット・デメリットがありますので、それらの違いを確認しておきましょう。

パート派遣
時給2000〜2500円2500〜3000円
勤務地変更なし変更あり
福利厚生なしあり
賠償保険店舗次第あり
賞与なしなし
有給なしあり
残業あり基本なし
勤務時間柔軟契約次第
勤務日数柔軟契約次第
昇給なしなし
昇級なしなし

時給・待遇・福利厚生の違い

待遇・福利厚生は、全般的に派遣薬剤師の方が優れています。

というのも、派遣薬剤師は派遣会社に所属する社員となりますので、その派遣会社が提供している福利厚生や社会保険を受けることができるからです。

また、有給休暇の取得など、待遇面も正社員と同等のものとなっています。

対してパート薬剤師の場合、社会保険などの福利厚生の対象とならないことが一般的で、有給休暇が取得できないこともあります。

収入面でも派遣薬剤師が優れており、時給換算で500円~1000円ほどの差が生まれるでしょう。

勤務時間・勤務日数の違い

勤務時間・勤務日数はどちらも契約次第で大きく変わります。

ただし、ある程度融通が効くのはパート薬剤師です。

パート薬剤師の場合、会社との折り合いがつけば、自分の希望通りの時間・日数で勤務することができます。

派遣薬剤師の場合には、会社側の意向によって勤務時間が決まり、また、最低限働かなければいけない週労働時間も法律で定められているため、自分の希望にできるだけ近い契約を選ぶことはできますが、希望がそのまま反映されるわけではありません。

派遣先と勤務条件を相談するというよりは、条件に合う派遣先を探す、と言ったほうが適切です。

雇用の安定性の違い

雇用の安定性は派遣薬剤師が優れています。

パート薬剤師の場合、勤務している会社との期間の定めがある契約となっているため、薬剤師の人数が十分にそろってしまえば契約更新がされず、働けなくなってしまう可能性があります。

派遣薬剤師では複数の派遣先が勤務先としてあるため、一つの会社が契約を止めたとしても、他の会社で継続して働き続けることができるのです。

モンブラン

契約内容で大きく変わってしまうので一概には言えませんが、一般的なパートと派遣の違いはこのようになっています。

あや

へ~、こうやって比較してみると、たしかに全然違いますね。

きよみ

これなら選択ミスが致命的って理由もわかってくるわね。

パート勤務に向いている薬剤師とは?

パート勤務の場合、一つの店舗で自分の希望通りの勤務時間・勤務日数で働くことができます。

転勤することはなく、ライフワークバランスに優れた働き方ができるでしょう。

以上のことから、パート勤務に向いている薬剤師は、以下のようになります。

パートに向いている

  • 同じ店舗で働き続けたい薬剤師
  • フルタイムでは働きたくない薬剤師
  • いずれ正社員への転換も考えている薬剤師
  • 扶養内で働きたい薬剤師

パート薬剤師の特徴から考えると、転勤したくない薬剤師、時間を限定して働きたい薬剤師、収入を抑えたい薬剤師が該当します。

つまり、子育てなどで時間は多くは取れないが、ある程度の収入を安定して稼ぎたい薬剤師に最適です。

また、パート薬剤師は一つの会社と契約して働くため、しっかりと関係性を作ることができれば、正社員を目指したときにそのままその店舗で正社員となる道もあります。

派遣勤務に向いている薬剤師とは?

派遣薬剤師の場合、期間を限定して店舗を移動していくため、煩わしい人間関係に悩まされることがありません。

高額な時給が一般的で、しかも福利厚生なども充実しています。

以上のことから、派遣勤務に向いている薬剤師について考えてみましょう。

派遣に向いている

  • 短期間、短時間で稼ぎたい薬剤師
  • 仕事と私生活をきっちり分けたい薬剤師
  • 正社員雇用はされたくないけど福利厚生は欲しい薬剤師
  • 旅好きな薬剤師

派遣薬剤師に向いている薬剤師は、決まった期間でしっかりと稼ぎたい薬剤師や、福利厚生や待遇は充実させつつも、自分の時間を定期的に確保したい薬剤師です。

また、一つの店舗で働く気管が決まっていることから、仕事と私生活を切り離すことが容易にできるため、深い関係が煩わしい人には最適でしょう。

ただし、派遣薬剤師の時短勤務は一般的ではないため、子育てなどの時間を作りたい場合には向きません。

あや

それぞれの特徴によって、向いている薬剤師は違うんですね。

きよみ

派遣は趣味に生きるにはいい感じだし、パートは子育てしながら働くには最適ね。特徴を知らなかったらたしかに大変なことになっちゃうのがわかるわ。

モンブラン

それぞれの特徴を把握することが、自分らしく働く第一歩です。是非とも今回の記事をもとに、自分に最適な働き方を模索してください。

まとめ:それぞれの特徴と自分の希望を合わせて考え、最適の働き方を探しましょう!

パート薬剤師と派遣薬剤師、似ているようでその特徴は大きく異なります。

福利厚生や休日などの待遇、勤務地や勤務時間など、その特徴を把握しないままに働き方を選んでしまえば、後悔することになるかもしれないのです。

まずは自分がどんな希望を持っているのか、しっかりと把握しておきましょう。それに即して、パート勤務が良いのか、派遣が良いのかを判断してください。

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