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薬剤師の非公開求人とは?非公開にする理由と応募のメリットを解説

薬剤師の非公開求人

様々な転職サイトで「非公開求人」という言葉が飛び交っていますが、その真実について知っている求職者はどれくらいいるのでしょうか。

なんとなく凄そう、待遇が良さそう、そんなイメージがついている非公開求人について、非公開求人の本当の意味と、応募するメリットについて紹介いたします。

あや

非公開求人って、なんかすごそうですよね。多くの人に見られたら困るような求人ってことは、非合法な商売の方々からの求人ってことですね!違法な薬物を売買する闇薬剤師みたいな…。

きよみ

あやちゃん、マンガの見すぎ(笑)そんな求人が転職サイトにあるわけないでしょうが。

モンブラン

あやさんほど突拍子もない想像をする人は少ないですが、非公開求人のことがよくわからない薬剤師が多いのも事実です。転職を考えない限りは、知ることはない言葉ですからね。

あや

それじゃ、非公開求人って何なのか、教えてください!

モンブラン

わかりました。それではまず、一般求人と非公開求人の違いを説明しましょう。

そもそも一般求人と非公開求人の違いとは?

非公開求人との違い

求人には大きく分けて二種類存在しています。それが一般求人(公開求人)と非公開求人です。

どちらも企業が求職者を募集するための求人であることに違いはありませんが、転職サイト内での取り扱いが異なっています。それぞれの違いについて解説します。

一般求人とは?

一般求人とは、誰でもアクセスすれば閲覧できる求人です。
 
非公開求人に対して公開求人とも呼ばれていますが、例えば転職情報誌に記載されている求人や、転職サイト内で一般公開されているものを指します。

非公開求人とは?

非公開求人とは、特定の条件を満たした人にだけ公開される求人です。
 
年齢的な制限や経験的な制限が課せられていることが多いものですが、薬剤師の場合には、転職サイトに登録することでコンサルタントから非公開求人を紹介してもらうことができます。

転職サイトは一般求人の倍以上の非公開求人を保有

薬剤師の求人は、一般求人よりも非公開求人が大多数を占めています。

誰でも閲覧できる一般求人の実に2倍以上が非公開求人とされており、転職サイトに登録した薬剤師に対してのみ公開されているのです。

まだ情報収集の段階だからと転職サイト登録を先延ばしにしていては、公開されている一般求人の情報しか収集することができず、結果的に自分が希望している条件にぴったりの求人を逃してしまうかもしれません。

あや

結局どっちも普通の求人ってことなら、誰でも見れるようにした方が効率よくないですか?非公開にしたら、応募する人が少なくなるじゃないですか。

モンブラン

半分正解で半分はずれですね。非公開にしたら当然応募者は少なくなります。だからこそ、企業側にとって効率の良い求人募集ができるんです。そのほかにも、非公開求人には企業側のメリットがたくさんありますよ。

あや

ええ?全然思いつきませんよ。

きよみ

普通に働いている私たちには全然関係ない世界だもの。ここはモンブランさんに説明してもらいましょ。

採用側の企業が求人を非公開にする5つの理由とは?

非公開にする理由

一般求人も非公開求人も、会社にとっての新たな戦力を見つけだすための行為です。

であるのなら、誰でも閲覧できる一般求人の方が、応募者も多くなって効率が良いように感じますが、企業側にとってはそうとも言い切れません。

非公開求人にすることによって、企業にはどんなメリットがあるのかを解説します。

  • 応募者が殺到すると人選するのに時間がかかるため
  • 質の良い人材を時間をかけて探しているため
  • 新規出店や新規事業に向けての募集を他社に知られたくないため
  • 役職者の募集を自社・他社に知られないため
  • 人材獲得のための採用コストを抑えるため

1、応募者が殺到すると人選するのに時間がかかるため

応募者が多くなるということは、その一人一人に時間を割かなくてはいけないということになります。

書類選考だけでも100人の応募があれば、一人の書類を確認して5分かかるとして500分。つまり、8時間以上も掛かる大仕事になるのです。

書類選考が終わっても、面接や入社試験など、数多くの段階が待っています。

応募者が多いということは、それに伴う事務仕事も膨大になり、そのほかの業務を圧迫する可能性さえ秘めているのです。

2、質の良い人材を時間をかけて探しているため

応募者が多くなれば、一人一人に向ける注意も散漫になってしまいます。

多くの応募者をふるいにかけるため、一律の採用基準を設けることも良いですが、その採用基準を満たしていなくても優れた人材が埋もれているかもしれません。

応募者をしっかりと見定めるためには、一人に対して時間を掛けなければいけないのです。

その結果として不採用が続いたとしても、質の高い人材を一人得ることができれば、企業側としては求人大成功という判断となります。

単純に人数ばかりが多ければ良いというものではないのです。

3、新規出店や新規事業に向けての募集を他社に知られたくないため

求人を出すと言うことは、新たな人材を求めているということ。既存の事業を継続するだけなら、そこまで多くの採用は必要ありません。

求人活動が行われている会社というのは、何かしらの新たな動きを模索している可能性が高いということになるのです。

一般求人で募集を行えば、その新たな事業の動きの情報を他社に与えてしまうことになり、会社に著しい不利益を生むことにつながる可能性があります。

4、役職者の募集を自社・他社に知らさないため

一部の企業では、会社の新陳代謝を狙って社外の人材を役員として登用したり、新たな事業に対する知識人を役員として迎えたりすることがあります。

あまり見かけることはありませんが、役員を社外から募集する求人を出している場合もあるのです。

ただし、役員人事は会社の先行きを決める重要な要素であるため、その動向を隠すために非公開求人を活用することになります。

役員人事は株価への影響や事業の先行きなど、多くの情報の源です。不用意に公開しないための対策の一つが、非公開求人なのです。

5、人材獲得のための採用コストを抑えるため

非公開求人を活用することによって、採用コストを抑えることが可能となるため、積極的に活用している企業も存在します。

転職サイトによってはサイト上に求人情報を掲載する際に、掲載料が必要になります。

例えば、検索結果の1ページ目に掲載するには特集ページ込みで100万円、1ページ目なら75万円といった金額が必要となるのです。

非公開求人ではそういった掲載費用がかからず、採用が決まった時にだけ広告費を支払うのみで済むため、費用を抑えることが可能になります。

あや

会社にとって採用広告費っていうのは、かなりお金が必要なんですね。知りませんでした。

きよみ

広告費の面から考えると、必ずしも非公開求人だからといって特別な理由があるものではないってのは、驚きだわ。

モンブラン

確かに非公開求人には多くのメリットもあり、うまく活用して特別な求人を出している企業も存在していますが、単純に費用面で非公開求人しか選択できない会社も存在しているんです。つまり「非公開求人だからと言って必ずしも優良企業・条件の良い求人だとは限らない」わけですね。

薬剤師が非公開求人に応募することのメリットとは?

応募メリット

非公開求人を活用する企業側のメリットはたくさんあることがわかりました。

それでは、求職者にとって非公開求人を活用することにメリットはあるのでしょうか。

良い求人ばかりではない非公開求人ですが、良い求人が数多く眠っているのも事実です。

求職者にとっての非公開求人に応募するメリットも考えていきましょう。

応募メリット

  • 条件の良い求人である可能性がある
  • 重要なポジションに就ける可能性がある
  • 競争率の高い求人先に転職ができる
  • 今までの経験を活かした転職ができる

求職者にとってのメリットは、企業側のメリットと重なっている部分が多くあります。

一般求人で募集すると求職者が殺到するような優良企業であったり、他社に知られたら困るような重要な職務に該当する人材を探している企業であったり、一般求人では見つけることができないものが数多くあるのが最大のメリットです。

こういった求人では、当然待遇も非常に良いものとなっており、専門的な知識や経験を最大限活用できる職場に転職できる可能性が高くなっています。

経験と知識次第では応募できないことも

非公開求人を活用する上で、注意しなければいけない点が1点のみ存在しています。

それは、求職者が応募できる条件を満たしていないかもしれない点です。

非公開求人の中でも、役職者を募集しているものや役員を募集しているもの、また、新規事業の中心人物を探しているものの場合、知識・経験・年齢などの追加条件が設定されているものが存在します。

そういった追加条件をクリアしていない場合、どんなに希望通りの募集だとしても、応募することはできないのです。

他にどんな非公開求人があるの?

役職者や新規事業の中心人物に関わる非公開求人以外にも下記のような案件も非公開求人になります。

採用人数がごくごく少数のため企業側も非公開求人で募集する方が効率的なのです。

  • 化粧品会社や食品メーカーの薬剤管理者
  • 薬局を引き継いでくれる後継者
  • 製薬会社で新入社員を教育する研修社員
  • 健康に関わるソフトウェアを開発するIT企業でのアドバイザー
  • 複数の調剤薬局を掛け持ちするラウンダー、など

病院の薬剤師求人は募集人数が1〜2人程度のため非公開が基本

病院は非公開求人

地域中核病院や大規模急性期病院など、薬剤師の人気が集中する病院では、求人は非公開求人が基本となっています。

一般求人で募集されるのは新卒採用の場合のみで、中途採用では公に募集されることはありません。

募集時期は欠員補充で不定期となり、募集人数も1~2名でごく少数であるため、はっきり言って多数の応募があっては困るのです。

病院への転職を狙っているのなら、転職サイトを活用して非公開求人が出されることを常に待ち続ける根気が必要となるでしょう。

調剤薬局は9割近い会社が求人を公開

病院の求人がほぼ非公開求人であるのに対し、調剤薬局は9割近い会社が求人を公開しています。

調剤薬局では常に薬剤師不足となっており、新たな店舗展開の展望があっても薬剤師を補充しなければ業務拡大は不可能です。

情報を隠すメリットよりも、広く薬剤師を募集できるメリットの方が大きいということなのです。

ただし、前述したようにブロック長やエリアマネージャーなどの役職者の求人は、非公開にしていることが基本です。

ハローワークや薬剤師会はあくまでも求人の斡旋のみ

薬剤師の転職といえば、薬剤師会を経由した職場探しを真っ先に考える人もいるでしょう。

また、国が運営している安心感から、ハローワークを第一選択に据えている人もいることでしょう。

薬剤師会はまだしも、ハローワークでの職場探しは当サイトではオススメできません。

なぜなら、ハローワークに出ている求人は待遇が悪いものも多く、企業の内情も満足に調査されていないままに紹介されるものが多いからです。

薬剤師会経由の職場探しでは、それぞれの職場の要人と面識があるのなら、良い待遇で迎えられる可能性は高くなります。

ですが、全く面識のない場合では難しいものとなるでしょう。

どちらにも言えることは、企業との交渉は、すべて個人で行わなければいけないというものです。

自分の希望を通すことができるかどうかは、自分の交渉次第。しかも、その交渉によっては相手に不快な思いを与え、採用見送りという最悪な結果すらあるのです。

きよみ

正直、ハローワークは全く当てにならないわ。そもそも、働いている人の多くが1年契約の相談員だし、医療業界に知見なんてないもの。書類だけ見て適当に勧めているようなものだし、そんな人に人生預ける気にはなれないわよね。

あや

ハローワークの人って、知識も経験もない契約社員なんですね。ハローワークから転職すると、求人内容と実際の労働条件が異なっているという噂が多いのも納得です。

モンブラン

噂というよりも事実ですからねぇ。ハローワークで転職してからの苦情も年間4000件程度あるんですよ。

まとめ:非公開求人を上手に活用して最適の転職を!

非公開求人だからすべて特別で優れているというわけではありません。

ですが、その中には自分に最適な条件の求人や、素晴らしい待遇の求人があるのも事実です。

非公開求人を上手に使いこなせれば、転職に成功できる可能性もグンと高くなります。

薬剤師の転職サイトだと、マイナビ薬剤師・リクナビ薬剤師・薬キャリエージェントが有名どころです。

この中でも特にマイナビ薬剤師は、非公開求人を豊富に保有しており、条件の良い求人から製薬会社など薬剤師免許を活かせる仕事まで、幅広い種類の非公開求人を紹介してもらうことができます。

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転職サイトに登録したからといって、必ず転職しなければいけないわけではありません。まずは「相談する」ことからはじめてみましょう。

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転職サイトと非公開求人をうまく活用して、是非とも希望通りの転職を成功させて下さい。