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薬剤師100人に聞いた転職理由ランキングとは?理由別の注意点も解説

薬剤師の転職理由

転職を考える理由は一人ひとり違っていて、誰もが共感できる理由もあれば、その人にしか理解できない理由も存在しています。

自分の転職理由って普通なのかな?
こんな理由で転職しても大丈夫なのかな?
たくさんの疑問が出ることと思います。

今回は、薬剤師100人に聞いたリアルな転職理由を赤裸々にお話していきます。転職活動を行うにあたって転職理由別に注意したい点も解説してますので合わせてチェックしてください。

あや

職場の先輩が結婚のタイミングで転職するそうなんです。まだ正式に決めてはいないそうなんですけど、寂しくなっちゃいます。

きよみ

結婚するといろいろと大変だからね、時間に融通が利くところに移るのって大切よね。

モンブラン

そうですね。ライフスタイルの変化に応じて働き方も変化させていかないと、疲れやストレスは馬鹿にできませんからね。

あや

結婚で転職ってよく聞きますけど、やっぱり転職理由では多いんですかね?

モンブラン

薬剤師の転職理由では、結婚などのライフスタイルの変化に関するものが第二位となっています。

きよみ

もっと多い理由もあるのね。どんな理由でみんな転職しているのかしら?

モンブラン

それでは、薬剤師の転職理由について詳しくお話ししていきましょう。

薬剤師100人に聞いた転職理由ランキング

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薬剤師の転職理由ランキング

  • 1位 スキルアップ、キャリアチェンジしたい
  • 2位 結婚、出産、介護などによるライフスタイルの変化
  • 3位 プライベートを充実させたい
  • 4位 年収アップしたい
  • 5位 人間関係、社風が合わない
  • 6位 休日数、残業、勤務時間に不満があった
  • 7位 仕事の面白さ、やりがいを感じない

転職理由でもっとも多いものは、キャリアアップキャリアチェンジを目指したものです。

薬剤師という職業は勤勉な方が多く、自分のスキルアップのために行動しているのが感じられる結果となりました。

次に多いものは、結婚出産介護などのライフスタイルの変化に伴ったものです。

女性の比率が高い薬剤師という職業では、結婚に伴って出産や育児などで長期間の休みが必要になることが多い傾向にあります。

短時間勤務が可能な職場に転職したり、育児に関して理解のある企業に転職することが、転職の理由となっているようです。

第3位にランクインしたのは、プライベートな時間の確保のための転職です。

長時間勤務が常態になっている企業では、仕事に行っては帰ってきて寝るという、プライベートに時間がまったくない企業も存在しています。

多少給料が高かろうが、自分の時間に変わるものではありません。

現代の傾向として、自分の時間を大切にするというのも、重要な理由となっています。

きよみ

一見ポジティブそうな理由でも、結局本質的には全部ネガティブな理由よね。だって、転職理由1位のスキルアップだって、今の職場だとスキルアップができないって言ってるようなものですもの。

モンブラン

とても大事なところに気がつきましたね。そうなんです、転職理由っていうのは基本的にネガティブな理由なんです。ただ、転職を戦略的に行うためにポジティブに言い換えることが良しとされているんですよ。それでは、もっと深く説明するためにも転職理由別の注意点とアドバイスを紹介しましょう。

薬剤師の転職理由1位
スキルアップ、キャリアチェンジしたい

薬剤師の転職理由でもっとも多いのが、キャリアアップ、スキルアップ、キャリアチェンジという理由です。

薬剤師は向上心に富んでいるため、更なる知識と技術の習得のために、新たな道に踏み出すという選択肢を選ぶ傾向にあります。

自分なりの目標があり、そこに向かって転職をするというのは、誰しもが応援してくれるポジティブな理由です。

ただし、具体的な目標もなく、ただスキルアップ・キャリアアップしたいとか、漠然と大病院に関係できる職場に転職したいなどという理由では、相手に不要な疑念を持たせてしまいます。

もしかしてうちの職場に不満があるのでは?と思われてしまうと、引き留められてしまったり、処遇が悪化してしまったりと、悪い方向に働いてしまう可能性も否定できません。

しっかりとした将来設計を基にした、具体的なプランで転職を目指していきましょう。

理由を聞いてみた

単科クリニックの門前薬局で働いてましたが、もっと色々な薬を扱いたいと思い転職しました。(悠里さん)
病院薬剤師として7年慌ただしく働いてきてやりきった感がありました。その後、在宅医療に興味を持ち転職しました。(麻衣子さん)
調剤薬局で3年働いていましたが、学生の頃から薬の開発をずっとやりたいと思っていたので転職しました。(明日香さん)
元々文章を書くことが得意でメディカルライターという仕事を教えてもらい転職しました。(奈央さん)

この理由で転職をする際の注意点とアドバイス

スキルアップ、キャリアチェンジという言葉は意味こそ伝わりますが、この言葉だけではふわっとした印象となって具体性がありません。

「視野を広げるために、新しい仕事に挑戦したい」よりも「超高齢化社会に対応するために在宅医療に力を入れている薬局で働きたい」の方が自分が何をしたいのか、どんな薬剤師になりたいのか、具体性をもった姿で相手にもイメージしてもらうことができます。

薬剤師の認定制度を取得しスキルアップを図る薬剤師が多くなっていますが、ただやみくもに勉強していくのではなく、ご自身の方向性をしっかりと定めて、そこに向かった勉強をしていくことが重要となります。

あや

私も認定薬剤師を取るために講習会とか参加してますけど、あんまり意味がないということですか?

きよみ

そんなことないわよ。認定薬剤師を持っていなければかかりつけ薬剤師として登録もできないし、目指す方向性の問題なんじゃない?このまま調剤薬局で働き続けるなら、認定薬剤師は重要な資格だけど、キャリアチェンジするなら、あんまりってことでしょ。

あや

でも、有利に転職するなら、とりあえず勉強しておけば間違いないかなって思うんですけど…。

モンブラン

勉強が得意な薬剤師には多い考え方ですね。本当の問題はスタート地点に立ってからではないとわからない、という言葉があるように、時と場合によってはまず行動することを優先しても決して悪いことではありませんよ。

薬剤師の転職理由2位
結婚、出産、介護などによるライフスタイルの変化

ライフプランの変化に応じて、求められる働き方も変化していきます。

結婚・出産・育児・介護、人生には生活を一変させるイベントがたくさん存在していますが、それらに応じて職場・働き方を変えるというのは、当然の選択肢です。

ライフプランの変化での転職の場合、その理由をはっきりと伝えることで、スムーズに転職することがきます。

それらの理由が転職に有利に働くことはありませんが、不利に考えられることもありませんので、安心して転職活動を行うことができるでしょう。

理由を聞いてみた

結婚により職場から離れた場所に引っ越しすることに。働いていた地域密着型の薬局だったので店舗移動はできず転職しました。(彩加さん)
母親がガン入院したことによりサポートが必要になりました。転勤のあるグループ会社で働いていたので転職しました。(美奈さん)
出産し子育てをする内に復職予定の会社だと理想とする家庭が気づけないと思い転職しました。(麻衣さん)

この理由で転職をする際の注意点とアドバイス

結婚や育児、介護などが理由の場合、変にごまかしたりはせずに、そのままはっきりと理由を伝えていくことが大切です。

それ以外に転職する理由がないのであれば、会社が事情に対応することで転職せずに済むこともあります。

折り合いがつけられないのであれば、無駄な引き留めもなく、有給消化などの対応もきちんと行ってくれる、円満退社となるでしょう。

薬剤師の転職理由3位
プライベートを充実させたい

アンケートでも上位となっているのは、やはりプライベートに関する不満があっての転職理由です。

薬剤師は人員不足の影響もあり、一人ひとりが処理しなければいけない仕事量が多いために、激務となっている例が多々あります。

基準調剤加算の改定によって、24時間対応を求められることになったことも、薬剤師のプライベートな時間を削っている原因の一つと言えるでしょう。

仕事とプライベートがどちらも充実していることが、素晴らしい人生を送るためには必要になりますので、転職理由としても一般的なものです。

ただし、正直に転職理由を話してしまっては、無駄な争いが生じてしまう可能性もある為、注意しましょう。

理由を聞いてみた

24時間営業の調剤薬局で働いていましたが、ライフスタイルが乱れるのと体力的にしんどくなり転職しました(由香さん)
病院で働いていましたが、夜勤がある上に残業も多いため転職をしました(穂乃香さん)
ギリギリの人数で回している薬局なので、有給を使うにも気を使うし、まとまった時間を確保できなかったので転職しました(優子さん)

この理由で転職をする際の注意点とアドバイス

転職において経歴詐称や持っていない資格を持っていると言ったりと嘘をつくというのは、絶対にやってはいけないことです。

ただし、転職理由に限っては全てを正直に話す必要はありません。たとえば転職理由となるものが一つではなかった場合、あえて不利になる転職理由を話す必要はないのです。

前の職場の勤務時間が長すぎるし、せっかくだから在宅医療をしている調剤薬局に転職しようと考えているのなら、勤務時間のことは省いて、在宅医療に携わりたかったからという理由にすれば良いわけです。

考え方の転換を用いて、不利になってしまう可能性のある理由もポジティブな理由にしてみるのも一つの手段です。

転勤が嫌だったのなら、地域医療に深く関わりたかったからと変換してみるなど、話し方で印象がだいぶ変わります。

薬剤師の転職理由4位
年収・給与をアップさせたい

薬剤師の年収・給料12

生きていくためにお金はなくてはならないものです。

趣味を満喫するためにもお金は必要ですし、子供がたくさんいればさらに必要となる金額は多くなっていきます。

長年勤務を続けていれば昇給などで徐々に収入は上がっていきますが、大幅なアップは見込めません。

薬剤師が手っ取り早く年収・給料を上げる手段として転職が選ばれるのも当然のことでしょう。

理由を聞いてみた

前職場ではベース給料は高いものの残業代は含まれなかったため、1分単位でしっかりと残業が支給される職場に転職しました(美香さん)
管理薬剤師として日々業務に打ち込んでいるのに、友人薬剤師の給料より低いため、頑張っている文は評価されたいと思い役職手当が出て給料が高い職場に転職しました(遥さん)
結婚を機に将来の貯蓄を備えたいと思い、以前から気になっていた職場に転職しました(由梨さん)

この理由で転職をする際の注意点とアドバイス

働いている方なら誰しも年収・給料は高い方が良いと考えるでしょう。

ですが、ただ一つだけ念頭に置いておいてほしい事は、年収・給料が高い職場は、それなりの理由があるという事です。

例えば、

  • 人手不足で忙しく残業が多い
  • 地方のため高い給料でないと薬剤師が集まらない
  • 管理薬剤師や薬局長など通常業務以外にマネジメントも求められる
  • 病院勤務のため、対応する患者数が過度に多いなど

今よりも給料を増やしたいけど、今までよりも仕事量や勤務時間を減らしたいという方は、希望通りの求人を見つけることは難しいと考えた方がよいでしょう。

もちろん不当に年収・給料が安い職場も存在します。調剤薬局経営にとって人材コストは抑えたい経費の一つなのです。

このような場合には、転職エージェントに勤務しているエリアの年収相場を確認すると良いでしょう。相場を理解すれば自身が本来もらうべき年収金額を理解できますので、転職の交渉材料になり得ます。

あや

人の行動にはそれぞれ理由があるんですねぇ。

モンブラン

自分の中で何がしたいのかをきちんと定めている人は、やはり転職でも強いですよ。

きよみ

でも転職って、理由がないままでするものじゃないでしょ。

モンブラン

それが、意外と漠然とした理由のままで転職を考える人がいるんです。今よりも年収が高い方がいいけど、同レベルならOKとか、今より少しでも暇ならいいかな、とか。そういった転職理由では、採用担当者にも響かず、転職浪人になってしまうかもしれません。どんな理由でも、きちんと考え抜かれた理由を持つようにすることが大切なんですよ。

曖昧な転職理由だと後悔することに…

NG

理沙さん(転職活動中)

安定を求めて転職をするも不採用ばかり
 
漠然と将来の不安を感じ今よりも年収が高く倒産の心配がない大手薬局グループ数社に応募しました。
 
しかし、全てが書類選考と面接で不採用になってしまいました。コンサルタントを通じて聞いた評価では「当社で何をしたいのかわからない」「志望動機が曖昧」というもので、安定したいという本音をごまかそうと、当たり障りのない志望動機を話していました。
 
そもそも安定って、メディアに取り上げられる言葉を鵜呑みにしていることに気づきました。

自分の将来設計ができないままに転職に走るのは、絶対にやめましょう。

何を目的とする転職なのか、そこをはっきりさせなければ満足な転職をすることができません。

自分の時間を確保するためというのも立派な理由ですし、ただ年収をアップするためというのも立派な理由です。

どんな理由だとしても、自分の行動の軸となるものをもった転職には、自分の心が現れてきます。

漠然とした理由での転職活動では、そこで何をしたいのかが表現できず、残念な結果になってしまうのです。

転職の理由は突き詰めて考えて、自分の求めるもの、自分のやりたいことを、納得できるまで追求していきましょう。

転職エージェントに相談することも一つの解決策

いざ転職活動を始めても理沙さんのようなあいまいな転職理由だと路頭に迷ってしまう可能性が非常に高いです。

一人の力で情報収集や履歴書の作成を行ってしまうと客観的に自分自身を見ることができないため、面接で不採用になってもその理由がわからないまま永遠に転職活動をし続ける羽目になってしまうのです。

そんな時は、転職エージェントのアドバイスを受けることも転職を成功させる一つのコツです。

転職エージェントによっては、応募書類の添削や面接対策、面接同行をしてくれるため一人で転職活動を行うよりも採用の確率がグンっと上がります。

年収や待遇の交渉も代わりに行ってくれるので、採用担当者に悪い印象を与える心配もありません。

有名どころの転職エージェントですと「マイナビ薬剤師・リクナビ薬剤師・薬キャリエージェント」がありますでが、特に「マイナビ薬剤師」は、手厚い転職サポートに定評のある転職エージェントです。

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