転職活動の結果、やむなく内定を辞退しなければいけなくなった時、どのように行動すれば悪い印象を与えずに済むのでしょうか？
はっきり言って、内定を辞退することによって、少なからず企業に悪い印象が生まれるのは仕方のないことです。
それでも、可能な限り悪い印象を与えないためのマナーや調剤薬局や病院の内定を辞退・保留する時の例文を紹介します。
あや
きよみ
モンブラン
| 転職に失敗しない為に！転職サイトランキング | ||
|---|---|---|
 マイナビ薬剤師 |
じっくり重視 サポートが充実 ミスマッチが少ない |
|
 薬キャリエージェント |
スピード重視 優良な病院求人 細かなニーズにも対応 |
|
 ファルマスタッフ |
派遣重視 研修制度が充実 社会保証完備 |
|
内定を辞退すべきか否か、保留しておける期間とは？
複数の企業に対して求人応募している時、内定が出されるタイミングは企業によって異なります。
第１希望の企業からの結果通知が届かないまま、第２・第３希望の企業から内定の通知が届いてしまった場合、内定を辞退するべきでしょうか？
第１希望の企業から内定がもらえる保証が無い以上、第２・第３だろうと内定を確保しておきたいと考えるのは当然のことです。
そこで内定を保留するという選択肢もあるのですが、はっきり言って内定を保留するのは、企業側に悪い印象を与えてしまいます。
内定を保留されれば、会社内のスケジュール調整に影響が生まれる実務的な悪影響と、他社と天秤にかけられたという精神的な悪影響が生まれるからです。
できる限り、「内定の保留」という選択肢は取らない方が良いでしょう。
それでも内定を保留するとした場合、１週間が保留の限界と言われています。
モンブラン
内定承諾書（入社承諾書）を提出した後でも辞退は可能
実は、内定承諾書を提出した後だとしても、就職を辞退することは可能です。
「YAHOO！知恵袋」や「教えて！Goo」では、内定承諾書を提出した後は、「既に労働契約を結んでいる」との間違った見解がされていますが、本来の法的な労働契約とは異なるものなのです。
内定承諾書は、あくまでも働き始めるまでの期間に辞めさせないための形式的な書面ですので、法的拘束力はありません。
サイン後だろうと入社１週間前だろうと、法律的には辞退することができるのです。
ただし、相手に与える印象は非常に悪くなります。
薬剤師の業界は横のつながりもあり、狭い業界ですので噂が流れる可能性も否定できません。
この方法を選択する時には、今後の自分が置かれる状況をしっかりと考えてからにしましょう。
直接応募の内定を辞退するならメールではなく電話にすべき
内定の辞退を申し出る時、メールという連絡手段を選択する人が一定数存在します。
直接電話することで、根掘り葉掘り理由を聞かれるのではないか、叱責されてしまうのではないかと、マイナスなイメージを強く持ってしまうからです。
しかし、内定辞退というのは、会社にとっては大きな問題です。
改めて求人募集を再開しなければいけませんし、内定を出さなかった求職者に再度連絡するという場合もあります。
理由は聞かれるでしょうが、怒られるようなものではありません。
メールでのやり取りで辞退を行えば、一方的に断られたという悪い印象が残りやすいので、電話で相互に確認したというだけでも、イメージが好転する可能性があります。
しっかりと電話で内定辞退の理由を伝え、相手を尊重する対応をしてください。
連絡する適切な時間帯は昼過ぎと夕方前
電話連絡をする時間帯は、勤務時間中かつ混み合わない時間帯が理想です。
人事部として独立した部署がある企業や、店舗のほかに本部を構えている企業の場合には、そこまで厳密に時間を選ぶ必要はありませんが、店舗に出ている薬剤師が人事を担当している会社も中には存在しています。
中小企業のほとんどが、現場での仕事を掛け持ちしながら採用活動を行っている状況にありますので、勤務時間内の比較的落ち着いている時間帯を狙って連絡をしていきましょう。
転職エージェント経由なら直接連絡する必要はナシ
内定辞退には電話連絡がベター！といっても、実際に電話連絡するのは、やはり尻込みしてしまいますよね。
そこで活用しておきたいのが、転職エージェントです。
転職エージェントを経由して転職活動を行っている場合、企業側と連絡を取るのは担当のコンサルタントの仕事となります。
年収や待遇の交渉などもまとめて行ってくれるため、企業側とは店舗見学・面接などの必要最低限の接触に抑えることができるのです。
内定辞退する時にも、コンサルタントが代わりに連絡してくれるため、会社側と直接電話をする必要はなくなります。
モンブラン
きよみ
モンブラン
あや
モンブラン
失礼のないよう内定辞退を伝えるには？４つの例文を紹介
内定辞退を伝える時、失礼がないように伝えることができる例文を紹介いたします。
このテンプレートのまま使用するのではなく、転職理由や希望している働き方など、自分自身の状況にぴったり合うようにカスタマイズして活用してください。
内定を辞退する場合の例文
内定辞退の例文１
ですが、他の会社から打診された、在宅医療の分野を切り拓いてほしいという提案は、今まで自分が培ってきた能力と、その更なる発展を目指せる最適な職場環境であると感じたのです。
自分の能力を試し、さらに発展させるため、大変申し訳ないのですが今回の内定は辞退させていただきます。
内定辞退の例文２
私は地域医療に貢献したいという気持ちが強く、より地域に密着した働き方ができる企業への就職を考えていました。
御社と並行して選考していただいた企業は、地域とのつながりが非常に強く、私の考える地域医療の形をすでに実現している環境であるように感じたため、このような決断となりました。
貴重なお時間を割いていただいたのに、申し訳ありませんでした。
内定辞退を伝える時、ウソをついてはいけません。
薬剤師業界は狭い業界で、MR・MSによって情報共有がされ、誰がどこに就職したのかはすぐに企業側にもバレてしまいます。調剤薬局の経営者同士のコミュニティも存在します。
また、他社と比較して給料が安いなどという、批判が見えるような理由は絶対にやめましょう。
しっかりとした目標がある、前向きな理由であれば非難されるものではありませんので、きちんと理由を述べて辞退するようにしてください。
内定を保留にする場合の例文
内定保留の例文１
私事で大変申し訳ないのですが、現在他社からも内定をいただいている状況にあり、慎重に判断するために内定を一時保留にしていただきたいと考えています。
内定をいただいたにも関わらず申し訳ありませんが、○月○日○時までお待ちいただけませんでしょうか？
内定保留の例文２
こちらの事情で申し訳ないのですが、報告も兼ねて両親と相談させていただく時間をいただけないかと連絡させていただきました。
両親の介護をしつつ仕事をすることになるため、○月○日○時までお待ちいただけませんでしょうか？ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
内定を保留にする際にも、正直に話すことが大切です。
ウソをついてもいずれバレてしまいますので、現状をきちんと伝え、具体的にいつまで保留にすればよいのかをきちんと伝えることが重要です。
具体的に他社と迷っていると話しにくい場合には、家族を引き合いに出して相談・説明をするという逃げ方もありますが、良く使われる手段である為、企業側に言い訳だと判断される場合もあることに注意しましょう。
あや
きよみ
モンブラン
まとめ：内定辞退は正直に！電話でポジティブな理由を伝えましょう！
複数の企業に就職活動を行っていれば、内定が重複してしまう事態が起きるのは仕方のないことです。
内定を辞退することは、どう頑張っても悪い印象を与えてしまいますが、マナーをしっかりと守ることで被害を最小限に抑えることができます。
相手と会話することで真摯さを伝えることもできるため、メールではなく電話で辞退の意思を伝え、ウソをつかず、ポジティブな理由を正直に伝えていきましょう。
モンブラン
