【ウエルシア】薬剤師の評判と年収とは？離職率やブラック度合を検証

ドラッグストア大手企業の一つであるウエルシアは、調剤業務とOTC業務の双方を経験できる企業として、薬剤師に人気のある企業です。

2015年にイオングループがウエルシアHDを子会社化し、企業規模も業界最大級となりました。

その実態について現場で働く薬剤師の評判や年収、離職率などをもとに紹介していきます。

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ウエルシアが力を入れる３つの特徴・取り組み

ウエルシアの魅力は、調剤もOTCも学ぶことができる環境のほか、年収も他企業よりも優遇されている点にあります。

ウエルシアが力を入れている3つの取り組みから、ウエルシアの魅力を分析していきましょう。

調剤もOTCもバランスよく両方学べる環境

他社では業務の効率化のため、調剤とOTCを切り離している事が多いのですが、ウエルシアでは切り離すようなことはしていません。

下記の考え方を信条としているウエルシアならではの対応だと言えるでしょう。

「1人の薬剤師がOTCも調剤も健康相談も包括的に行ってこそ、最も身近な医療従事者として、その地域にお住まいの方々の健康管理に役立てると考えています」（ウエルシア人事採用部長）

調剤併設型の1064店舗で、薬剤師は様々な業務に携わって働いています。

調剤もOTCも一人の薬剤師が担当する姿勢は、一人の患者を包括的に管理することにつながり、政府が求めるかかりつけ薬剤師像にも通じるものなのです。

薬剤師の定着率が高い！5.8%の離職率

ドラッグストアや調剤薬局では、薬剤師の定着率が悪いことが常に問題になっています。

薬剤師という資格は汎用性が高く、現在の会社に不満があったり、今よりも条件の良い会社があったりすれば、すぐに転職することが可能です。

実際に、大手調剤薬局グループやドラッグストアチェーンでは離職率の高さが目立っており、その中に合ってウエルシアの離職率5.8％は断トツで低い数字だと言えます。

競合他社の離職率は、マツモトキヨシ9.8%、サンドラッグ28.9%、日本調剤14.1%です。

【薬剤師採用者数】
2016年度：340人 
2015年度：162人 
2014年度：136人 

【薬剤師離職者数】
2016年度：3人 
2015年度：16人 
2014年度：18人

無菌調剤室やデイサービス併設ドラッグストアなど、新たな試みを日々模索

ウエルシアは常に新たな試みを模索しています。医療を提供する企業として、現状の日本ではどんなサービスが必要とされているのかを模索しており、常に刷新的なサービスを打ち出しているのです。

24時間体制で処方箋を応需する調剤併設型の店舗であったり、デイサービスを提供できるドラッグストアであったり、時代が求めるサービスを提供するスタンスを持っています。

その分薬剤師には様々な業務への対応が求められますが、それによって他社では経験のできない業務に従事することができるのです。

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20代で年収600万、業界で最も早い段階での高年収！

ウエルシアでは、業界最高レベルの給与が支払われています。

ドラッグストア業界は通常よりも高給である場合が多いのですが、その中でもウエルシアの年収は群を抜いています。

薬剤師全体の平均年収である約530万を大きく引き離し、600万円代が当たり前となっているのです。

ウエルシアの給与体系には全国社員とエリア社員の区分があり、どちらを選択するかによって年収も大きく変化します。

ウエルシア（現場）で働く薬剤師の評判と口コミを徹底検証

実際にウエルシアで働いている薬剤師の証言が、その会社を判断するための一番重要な証拠になります。

ウエルシアで働いている薬剤師からの評判を確認し、ウエルシアという会社について深く知っておきましょう。

キャリア・将来性・教育・研修体制

夜間、早朝にお薬を求める消費者が多いと判断して、2019年までに24時間体制店舗を400店舗に増やす方針で動いています。

イオングループの子会社となったことで、認定薬剤師を育てるイオン・ハピコム人材総合研修機構での研修を実施し、その他にも管理職研修や社内学術大会も実施されています。

最近では筑波大学と提携し、正社員を大学院に留学させる制度も開始されました。

かかりつけ薬剤師・薬局の取り組み

ドラッグストアとしての一面があるため、物販ノルマが存在します。

認定薬剤師を目指す場合には、イオン・ハピコム人材総合研修機構での研修に参加が可能です。

大手チェーン薬局の調剤報酬特例除外を得るために、かかりつけ薬剤師の同意枚数にもノルマ（達成目標）が課せられ、非常に多忙となっている状況です。

労働時間・残業・有給消化

薬剤師不足が深刻な状況で、一人薬剤師となっている店舗も多くあります。

24時間体制店舗の場合にはシフト制で対応していますが、残業も多く昼休憩に入れない日も稀にあり、非常に多忙です。

常に店舗展開を続けているため、人員補充が間に合っていないとも言われ、業務量が多くなっています。

福利厚生・社内制度・職場環境

その地域を管理している管理者や、店舗を管理している店長によって職場環境は大きく変わり、企業全体で同じ雰囲気ということはあり得ません。

人員不足のために有給は申請しづらい雰囲気となっていますが、規定されている週休2日は確実に休めます。

娯楽施設の優待が受けられ、確定拠出型年金なども整備されています。

ただし、健康診断は自分で休暇などを利用して実施することが求められるなどの問題点も挙げられています。

女性の活躍・働きやすさ

実際の店舗では女性が多く働いていますが、女性の管理者の割合は10％程度であり、男性が優位にある会社です。

勤務時間も長くなるため、子育て世代には正社員として継続して勤務することは難しいかもしれません。

産休育休は制度としては用意されていますが、実際に利用できる状況ではない店舗が多数存在しています。

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まとめ：新たな試みと高い年収が魅力！忙しさや様々な制度は一部では不満も…。

ドラッグストア業界にとらわれず、様々な取り組みを実施している点がウエルシアの魅力です。

調剤業務もOTC業務も同列で行われ、薬剤師としての知識や技術も高めることが可能です。

薬剤師には高年収の待遇を用意しており、多少の忙しさは我慢できるくらいに充実していると、勤務している薬剤師も証言しています。

ただし、常に新規出店を続けており、24時間体制店舗の実装などで薬剤師の人員不足は深刻な状況となっており、有給の利用も困難な状況です。

今回の記事を参考に、自分の希望する働き方と照らし合わせて、重要視している部分が合致できているかを判断してください。

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