【マツモトキヨシ】薬剤師の評判と年収とは？離職率やブラック度合を検証

ドラッグストア業界では常に1位を取り続けていたマツモトキヨシですが、2017年の決算において22年ぶりに首位交代となってしまいました。

他社がM＆Aなどで業績を伸ばすなか、マツモトキヨシは採算の取れる店舗を残す戦略を打ち出して、2016年には、97店を新規出店し87店を閉店しています。

ドラッグストア業界の中では特に人気の高いマツモトキヨシですが、その実態について現場で働く薬剤師の評判や年収、離職率などをデータや口コミをもとに紹介していきます。

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マツモトキヨシが力を入れる３つの特徴・取り組み

マツモトキヨシが業界トップを走ってきたのには、社員を活かす制度が充実していることが根底にあります。

働きやすさを実現する為、業務に必要なことはマニュアルを用いて誰でも一律の行動ができるようにしてあり、福利厚生もしっかりとしています。

マツモトキヨシが力を入れている3つの取り組みから、マツモトキヨシの魅力を分析していきましょう。

生き残る薬剤師に育つ教育制度と多彩なキャリア（中途採用でも安心）

マツモトキヨシでは、新卒採用でも中途採用でも、しっかりと対応できるように教育制度が充実しています。

新卒ではしっかりと基礎から学び、研修後にもフォローアップ研修が実施されます。

中途採用では新卒に比べて期間こそは短いものの、安心の5日間の研修と3ヶ月のフォロー研修が実施されます。

役職ごとの個別の研修と全社員共通の研修を組み合わせ、様々な状況に対応できる社員を育てています。

どの年代になっても学習できるように制度が作られていて、役職に就くにはそれぞれの試験にクリアしなければいけない点でも、嫌でも勉強するようになるでしょう。

OTCと調剤の研修をクロスさせて経験を積み、より実践的な研修としては、緩和ケアに特化した病院と連携して病院研修を行うことも可能なのです。

ママになる薬剤師に安心の時短制度と95%の復職率

マツモトキヨシは妊娠中・育児中の社員に対するサポートが充実しており、無理なく働けるように制度化がされています。

名札にマタニティーマークを表示して業務支援を行うマタニティーママ支援制度や、通常他社では1年までとしている育休を子供が一歳半になるまで延長できる制度、また、他社では小学校1年生までとされる時短勤務を、小学校6年生まで使用できる制度が用意されています。

出産後の復職率が95%を維持している点も、子育てのしやすさの証明だと言えるでしょう。

マニュアルやオペレーションが統一（散剤や液剤の賦形量など）されているため業務効率が高い

マツモトキヨシでは、全国に展開している店舗すべてにおいて、一律で高レベルの対応を実現させるため、業務マニュアルを用意しています。

調剤を行うときに問題となるのは、賦形や分包などについて、店舗によって独自の方法を採用している場合です。

そういった場合では、中途採用者はもちろんですが、長年勤めている社員だとしても他店舗に異動すれば新人に毛が生えた程度になってしまい、いざという時のヘルプでも役に立たないという状況に陥ってしまいます。

すべての業務でオペレーションが統一されていることによって、業務中の混乱が極めて少なく、一律に作業効率を高めて業務に当たることが可能となるのです。

大手企業が陥りがちの、質の地域格差を減少させる効果もあり、働きやすい環境となっています。

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薬局長なら700万円も目指せる、高い年収水準！

マツモトキヨシで働く薬剤師は、平均年収よりも高水準の年収を手にすることが可能です。

役職がなければ薬剤師の平均年収を若干上回る程度の年収となりますが、役職があればどんどん年収はアップしていきます。

会社の業績や店舗の業績に応じてプラス査定がなされることもあり、実力があれば早いペースで昇給が実現されるのです。

転居ありの新卒なら初年度から年収500万円が支払われ、年収水準は他社に比べても高水準だといえるでしょう。

マツモトキヨシ（現場）で働く薬剤師の評判と口コミを徹底検証

実際にマツモトキヨシで働いている薬剤師の証言が、その会社を判断するための一番重要な証拠になります。

マツモトキヨシで働いている薬剤師からの評判を確認し、マツモトキヨシという会社について深く知っておきましょう。

キャリア・将来性・教育・研修体制

研修プランは豊富に用意されており、一年に一度、面談によって自身のキャリアを考える機会が与えられています。

常に学習できる状況は用意されているものの、現場での業務が忙しいために率先して勉強するように自分でも考えなければ、生涯にわたって勉強することは難しい状況だともいえるでしょう。

正社員向けの研修会は充実していますが、アルバイト・パートへの研修はあまり実施されていません。

ある程度主体性を持って学習していく姿勢が求められるため、やる気がなければ日々の忙しさに忙殺されてしまうでしょう。

かかりつけ薬剤師・薬局の取り組み

ドラッグストアでは珍しく、個人の物販ノルマはありません。

店舗全体での売上目標は存在しており、業績が昇給やボーナスに影響はしてくるため、実質的にはある程度の物販実績を修める必要があります。

認定資格の取得に関しては費用補助制度がありますが、かかりつけ薬剤師に関してのノルマは詳細不明です。

労働時間・残業・有給消化・離職率

忙しさは店舗によってまちまちで、一概に言えるものではありません。

連日残業に追われている店舗もありますが、日曜・祝日のみ忙しいだけで、平日は穏やかに過ごせる店舗もあります。

有給消化に関しても店舗や周辺の状況に大きく左右され、人員がある程度充足している地域では休みも調整しやすくなりますが、人員不足の店舗では満足に有給消化することは難しいでしょう。

しかしながら、３年以内離職率は９.８％で大手調剤薬局、ドラッグストアではダントツで低い値となっています。労働環境が改善されているので定着率の良さがうかがえます。

福利厚生・社内制度・職場環境

確定拠出型年金や財形貯蓄、借上げ社宅補助など、さまざまな福利厚生が用意されており、保養施設やテーマパークの優待も受けられます。

会社で規定された休日として、自分で好きな休日を年間1日設定できるアニバーサリー休暇や、連続休暇取得制度も用意され、大手ならでは充実した待遇は非常に評判が良いものです。

職場環境は店舗によって大きく変わり、業務内容はマニュアル管理されているので問題はないものの、上司との人間関係に悩んでいる薬剤師も一定数は存在します。

女性の活躍・働きやすさ

育児に対する取組は非常に充実しており、女性を優遇しているようにすら感じるほどです。

店長などの管理職に就任している女性薬剤師も多く、女性にとっては働きやすい職場だと言えるでしょう。

ただし、業務が忙しく肉体的に厳しいという意見も少数ながら見受けられました。

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まとめ：ドラッグストア業界では待遇ナンバーワン！店舗によっては忙しさで休日取得が大変に…。

マツモトキヨシはドラッグストア業界のなかでもシステム構築がしっかりしており、働きやすさは第一位です。

他社とは比べるべくもないものでしょう。年収や休暇、育児への取り組みなど、他社とは一線を画しています。ドラッグストア業界で働くのなら、マツモトキヨシを選べば間違いありません。

ただし、店舗によって忙しさがまちまちで、職場環境が大きく変化する点は注意しなければいけないでしょう。

今回の記事を参考に、自分の希望する働き方と照らし合わせて、重要視している部分が合致できているかを判断してください。

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