薬剤師の面接で必ず聞かれる逆質問！チャンスを掴む良い例と悪い例とは？

面接の最終段階としてよくされる質問で、応募者に対して質問を求める「逆質問」があります。

質問される立場である応募者が、逆に質問をする立場に変わるわけですが、評価されるのは応募者であることに変わりはありません。

質問の内容によって評価が下されてしまうため、なんでもかんでも気になったことを聞いて良いわけではないのです。

この記事では、面接官に効果的な逆質問の回答例や注意したいルールについて、具体例を交えて紹介していきます。

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面接官が「何か質問はありますか？」と逆質問する意図

質問というものは、そのもの自体を深く理解していなければ、的を射た質問ができないものです。

逆質問でどんな内容を話すのかによって、どの程度企業研究をしてきたのか、どの程度業務について調べてきたのかを調査することができます。

ここでまったく会社に関係のない質問をするようであれば、応募先への研究が甘く、志望する気持ちが少ないと判断されてしまいます。

また、ここで適切な質問ができることは、応募者の能力がどんなものであるのかを判断する材料ともなります。

適切な質問内容を選ぶことができるのか、質問の組み立てをしっかりできているのか、TPOに合わせた行為ができるのかどうか、多くの情報を得ることができるのです。

逆質問は難しいものですが、しっかりと対応できれば採用への近道になるというのは、この逆質問の意図に起因しているのです。

逆質問は大きく分けて４分類！分類ごとに回答１４例を紹介

逆質問は自由度が高いために難しく感じてしまいますが、実際に好印象を与えることができる質問は限られています。

それが、上記の４分類です。

このなかで質問を設定していけば、自ずと的確な逆質問を作ることができます。

ここで気を付けなければいけないことは、面接を担当されている人の立場が、どのようなものであるのかという点です。

例えば、現場で働いている管理薬剤師に対して、将来的に会社全体で行っていく経営戦略について質問しても明確な回答が得られるわけがありませんよね。

逆質問の意図にある「能力の確認」について、状況判断ができないというマイナスのイメージを与えてしまう危険性がある為、必ず相手の立場に即した質問をするようにしてください。

やる気や意欲をアピールする逆質問の回答５例

このタイプの逆質問は、応募先企業に対する深い内容を聞かなくても済むため、比較的作りやすく、なおかつ他の企業でも使いまわしがしやすい質問です。

もちろん、その性質は採用担当者も理解しているため、それまでの面接において企業理解ができていることなどをしっかりアピールしておく必要があります。

可もなく不可もなく、逆質問を無難に終わらせることが目的であれば、このタイプを作成しましょう。

面接先に関する逆質問の回答４例

このタイプの逆質問は、応募先の研究をどの程度しているのかが重要になります。

応募先の研究をしているというのは、手っ取り早くやる気と熱意をアピールする方法でもあり、質問の構成によっては採用を決める最後のひと押しとすることもできます。

ただし、質問内容が表面をなぞっただけの薄いものであれば、逆効果で不採用に傾いてしまうかもしれません。

聞きづらい労働条件に関する逆質問の回答２例

このタイプの逆質問は、慎重に行わなければ悪い印象を強く与えてしまいます。

露骨に年収や休暇についてのみを質問しては、やる気・熱意がないと思われてしまうことでしょう。

もし労働条件について質問する場合は、その確認をするべき事情があるという前置きをつくることが大切です。

質問ではなく意思表明の回答２例

このタイプは「何か質問はないですか？」という問いに対して、どうしても質問が考え付かない場合に採用します。

質問を求められているのに質問をしないわけですから、良い印象を与えることは難しい対応です。

ですが、沈黙してしまったり、「特にありません」と答えるよりは印象が良いものです。

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薬剤師の逆質問で守りたいルール

逆質問で好印象を与えるためには、守りたいルールが存在します。

すべて当たり前のことではあるのですが、しっかりと事前に準備しておかなければ間違えて口を滑らせてしまうかもしれません。

逆質問の内容を作る時には、このルールをしっかり守れているのかをチェックしていきましょう。

事前に調べてわかる当たり前の内容は質問しない

現在はインターネットも発達し、多くの情報を手軽に得ることができます。

企業情報を得る手段はインターネットに限らず、四季報や経済紙など、無数に存在します。

公にされている情報に関して質問することは、企業研究をしていないと公言するのに等しい行為です。絶対に避けましょう。

労働環境に関する深掘りした内容は事前にコンサルタント経由から聞いておく

労働環境や福利厚生の内容を聞くことは決して悪いことではありませんが、慎重にするべきものである事に違いはありません。

労働条件や福利厚生に何らかの疑問を感じている場合には、自分で面接時に質問するのではなく、事前にコンサルタントを経由して確認してもらうようにしましょう。

意図を説明できない質問はしない

なぜその質問をしたのか、しっかりと説明できるようにしておきましょう。

逆に言えば、説明ができない質問はするべきではありません。

その質問を確認できたからといって、なんのメリットもないようなものは、質問する必要性がないものです。

その質問によってどんなことを知りたいのか、明確にして質問は作成しましょう。

自分本位な質問はしない

逆質問では、自分本位の質問は避けるべきものです。

自分本位とは、会社ではなく自分を優先するという意味となります。

会社のことは気に掛けず、自分が関わる部分のみを抜粋して聞くようなことは逆質問ではＮＧ。

自分のことを優先していると感じられるような質問は避けましょう。

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質問をしっぱなしで終わらせず会話を意識する

逆質問では、質問しっぱなしで終わるような質問は避けるべきです。

質問には二種類あり、それはクローズド・クエッションとオープン・クエッションが挙げられます。

逆質問で選ぶべきは、当然オープン・クエッション。

イエス・ノーで回答ができるクローズド・クエッションは、対応能力や状況判断能力の欠如を疑われてしまいます。

オープン・クエッションを活用した逆質問で、採用担当者からの回答に対して再度質問を行う。

そのまま会話が成立できるような、臨機応変な対応能力が重要なアピールポイントとなります。

まとめ：逆質問は自己アピールの大チャンス！ルールを守ってしっかり準備！

逆質問は自由度が高いようで、その内容には一定のルールが存在しています。

適切な内容の逆質問を作り、効果的にアピールしていきましょう。

逆質問を活用することで、採用担当者は応募者の能力を把握し、どのくらい熱意を持っているのかを判断しています。

自分本位の質問をしたり、TPOに合っていない質問をしたりしては、社会人としてのスキルが不足していると思われてしまうかもしれません。

逆に、しっかりと応募先の研究をして、適切な逆質問ができれば、それだけで採用のひと押しになる可能性も高いものです。

しっかりと事前に準備し、効果的に逆質問を活用していきましょう。

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